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ジャガイモンプロジェクト特別出張
> きまぐれポニーテール「アピカのお城」 観劇参加レポート
10月23日。
きまぐれポニーテール「アピカのお城」
を観劇に。
きまぐれポニーテール
とは、
寺地ユイ
さん
が主宰する、札幌を拠点に「おもしろいこと」を考える企画ユニット。
その
きまぐれポニーテール
がこの10月21日〜23日に、
BLOCH presents
として公演を行なうのが、
アピカのお城
です。
そして今回がこの
きまぐれポニーテール
にとっては初めての自主公演だそうです。
きまぐれポニーテール 公式フェイスブックはコチラから
この公演には
塚本奈緒美
さん
と
岩杉夏
さん
が出演されます。
塚本
さん
、
岩杉
さん
は、今年5月に札幌で公演のあった
アリスインデッドリースクール オルタナティブ・SAPPORO
でご一緒した女優さん。
「アリスインデッドリースクール オルタナティブ・SAPPORO」 参加レポートはコチラから
また、
塚本
さん
の出演された
弦巻楽団#25「果実」帯広公演
には、先月9月に
特別出張
でお邪魔させていただきました。
弦巻楽団#25「果実」帯広公演 観劇参加レポートはコチラから
塚本
さん
とは1ヶ月前にお会いしたばかりですが、
岩杉
さん
とは5月の舞台以来です。
やはり、一度でもお仕事や活動をご一緒させていただいた方に対しては引き続きの応援をしていきたいですし、その
御縁
自体もとても大切なものだと思います。
今回は完全に1人の観衆としての参加ですが、こちらから
ジャガイモンプロジェクト
の
特別出張
という方式を取ることで、このように形として残し、それがいい意味で誰かに何かが伝わればいいと、そう思っています。
同日、この直前にはすぐ隣の
永山記念公園
で
主催イベント
も行ないました。
これはすでに気付かれている方もいらしたようですが、イベント後にこちらにすぐに移動できるような形で設定をさせていただきました。
また、今回の出張に関しては事前告知の必要性なしと判断したため、事前には一切の告知を行ないませんでしたが、これに関しても私がここで
特別出張
を入れるというのを確信していた方もいらしたようです。
そのように考えたり思ったりしていただけるというのは本当にありがたいことです。
今回の場所は
演劇専用小劇場BLOCH
。
今年8度目の
特別出張
です。
演劇専用小劇場BLOCH
(ブロック) 。
サッポロファクトリーの北向かいに位置し、2001年5月にオープンした劇場です。
今回全く初めて訪れる場所でしたが、前述のとおり朝からすぐ横の
永山記念公園
でイベントを主催しており、その間もすぐ横にずっとこの場所が見えていたためにあまり初めて来たという感覚はなかったです。
17:00 の開演に向け、主催イベントは 16:00 までに終了。
その足でそのままこちらへと向かいましたが、すでに現着されている方から、「結構並んでますよー」 との情報をいただき、なんとなく急ぎ足に。
16:30 を少し過ぎた頃に到着すると、すでに入場は始まってはいたものの、まだ中に入っていない方が会場前に20人ほどの列を作っていました。
私の小脇には ”差し入れ” のポテトチップスが一箱。
前回9月にも
塚本
さん
のところにポテトチップスは持っていきましたが、実は今回のはちょっと特別なものというか、前回までのものとは少し違います。
いつも恒例の差し入れとなりつつあるこの
生産者還元用ポテトチップス
。
実は今年夏に士幌町内の工場の製造ラインが稼働停止となり、この秋に向けて新ラインへの移行準備が進んでいました。
しかし、この夏の終わり頃に続いた大雨や様々な要因から新ラインの稼働が遅れ、ようやく1週間ほど前から新ラインで製造させたポテトチップスの供給がスタート。
まだまだ品薄状態ですが、ようやく士幌町内の我々の手にも届くようになりました。
新しいポテトチップスは、製造ラインこそ埼玉県の関連工場へと移りましたが、使用しているイモは全て士幌産。
そういう意味ではこれまでと変わらずではありますが、それでもやはり今までとは少し違う新しいポテトチップスです。
ということで、今回の差し入れからはそんな新ポテトチップスの出番となります。
そんな ”差し入れ” を受付の方にお渡しし、事前に予約してあったチケットを受け取って手続き完了。
配布されていた様々な舞台のフライヤーなどを受け取り、先に並んでいた方々に続いて順次会場へと入ります。
中ですでに席に付かれている方の中には私が存じ上げている方もチラホラ。
この公演は全席自由なため、ひとまず私は最後列の中央あたりで席を確保しました。
開演まではまだしばらくあったため、周りの方と談笑したりして過ごしていると、それまで空いていた私の隣の席に大柄の男性が。
よく見ると、
ちゅらさん
!
北海道ではHTBさんで放送中の
平岸我楽多団
に時折出演されている
ちゅらさん
が私の隣に座られました。
ちゅらさん
とはこれまでにも間接的に色々と繋がりはあったのですが、実際に直接お会いするのは初めて。
ご挨拶をすることができ、更には開演までの時間、色々とお話をさせていただくこともできました。
思わぬところで思わぬ出来事。
偶然とは不思議なものです。
千秋楽の最終公演ということもあり、開演の頃には客席も満員。
急遽最前に椅子が増設されるなどしながら、その時を今か今かと待ちます。
やがて舞台が暗転し、お芝居の幕が上がりました。
千秋楽を終えた舞台ですが、レポート中で具体的内容やストーリーについては書くことは控えさせていただきます。
まずは冒頭のキャストの紹介部分のノートを使ったアレ、ものすごく好きです!
いきなり心をグイッと引き込まれました。
アピカのお城
は、まさに個性と個性のぶつかり合い。
強い個性同士が舞台の上で化学反応を起こし、シェアハウス ”アピカ” の世界がより一層面白く、また興味をそそられるものになっていきました。
彼女達をを見ていると、「あぁ、こういう人、いそうだよね」 と感じ、女の子だけで暮らす実際のシェアハウスでもこんな日常が繰り広げられているのではないかと想像できる、そんな光景でした。
キャラクターの濃い1人1人は、明るく陽気な部分だけではなく、どこかに影を持っている。
でもそんな明と暗が共在するからこそ、第三者から見ると魅力がある。
何気ない日常の生活が繰り広げられているようでいて、実はそこに笑いに繋がっていく要素がたくさん仕掛けられている。
1つの出来事も、言葉の選択や動きの違いで、それが格段に面白いものになり、たくさんの人の心を揺さぶる。
そんなことの連続でした。
特に ”言葉の選択” は一連の流れや出来事に刺激の強い調味料を振り掛けるようで、それによってその後の空気感が決まっていくような感じさえしました。
聞くところによると、今回の出演者の方々には演技経験の豊富な方もいれば、そうではない方もいたそうなのですが、いい意味でそんなことを感じさせない、本当にすごいお芝居を観ることができました。
登場人物1人1人の個性が強く、下手をするとその強さが他の人の個性を消してしまうかと思いきや、他の人も負けじと個性が強い。
あまりの個性の強烈さから、「この役者さんって普段もこういう人なんじゃないの?」 と感じてしまうほど。
だからこそ、全てが終わってカーテンコールでみなさんが舞台に並ばれた時の言葉や笑顔がより魅力的に感じられました。
映像の使い方もすごく面白かったです。
視覚的にも物語の中でのちょっとした調味料としても、とても楽しい演出でした。
また私自身、”日替わりゲスト” というものがあるお芝居を今回初めて観たのですが、これがまた強烈でした。
舞台の上に現れたかと思いきや、一瞬でその場の空気を全て自分のものにしてしまったように感じました。
私が観た回のゲストは
山崎亜莉紗
さん
。
あの突然の展開と流れは、短い時間ながらも強烈な印象を残してくれました。
川浪スズ
役
の
曽我夕子
さん
、静香和アヤメ
役
の
岩杉夏
さん
、浅野ミズノ
役
の
寺地ユイ
さん
、切屋ユア
役
の
塚本奈緒美
さん
、尾ノ上ワカバ
役
の
五十川由華
さん
の5人のリアルアラサー女子が繰り広げるドタバタ劇に、西舘リナ
役
の
池江蘭
さん
の若さが加わり、これがまたいいバランスになっていく。
更にそこに、森場ケンジ
役
の
キャス太
さん
や、依田クキ
役
の
川原南風
さん
が加わって楽しい世界が出来上がりました。
田所竜一
さん
のまさかの ”アノ” 役は、もう言葉では表しきれません。
とにかく大爆笑の連続でした。
痛快な笑いの連鎖は、思わず客席から突っ込みたくなるような場面の連続。
いつまでもずっとずっと観ていたくなるような、彼女達の生活をこちら側からずっと覗いていたくなるような、そんな空間でした。
だからこそ、最後の別れの場面でちょっと寂しい流れになっていくのかと思いきや、最後まで笑いの続く展開。
最後の舞台が暗転する直前にもビックリするような設定が用意されていて、本当に一瞬も気の抜けない、最初から最後まで集中の続く、面白くて楽しくて仕方ない、そんな時間が終わりました。
「舞台観劇というものからは何を得ることができるのか」
そんな質問を受けたことがあります。
それは普段ほとんどそういう機会に触れることのない方からの質問でしたが、これに明確に答えることは私には難しいです。
でもそんな時、絶対伝えたいことがあります。
それは、「そんなこと考える前に、とにかく一度観に行ってみなさい」 ということ。
”聞くより感じろ” ということを言いたいですし、まさに今回もそんなことを感じることができる時間でした。
今回の舞台はそんな人がいきなり観たとしても、終わった後にきっと何かを感じ、そして何かを得られるものなのではないかと思います。
このようなお芝居に限らず、どんなものでも観る人や体験する人によって感じること得られるものは違うと思います。
そんな中で今回のお芝居から私は、心からのたくさんの笑いと楽しい時間を得ることができましたし、そこからたくさんのものをもらったような気がしています。
出演者のみなさん1人1人の役者としてのすごさや素敵さを感じることもできましたし、作品自体、お芝居というもの自体の素晴らしさを感じることもできました。
お芝居を観る習慣ががずっと無かった私が、今年に入って1つのことをきっかけに演劇の世界に触れ、そしてそこからこの数ヶ月で何本かのお芝居を観せていただきました。
そのどれもが私の中に強烈な印象と素晴らしい記憶として焼きついていますが、今回の
アピカのお城
も間違いなくそんな1本になる作品でした。
アピカのお城
の外からお城の様子を見ていたはずの私ですが、心は完全にお城の中にありました。
今回は私の日程の都合から1公演しか観ることは叶いませんでしたが、何度観ても間違いなく楽しめるであろう作品であり空間でした。
本当に心の底から楽しめました。
終演後には
物販
と共に、出演者の方との
チェキ撮影
が舞台上で行なわれました。
事前の情報で、”アイドルイベントのようですが” という話が出ていましたが、このような形での
交流
というのもとてもいい事だと思います。
お芝居を観た後に、パンフレットなどを購入してこれらが形として手元に残ることもとても素敵なことだと思いますが、
チェキ
を一緒に撮影して、こういうものが手持ちに残るのもとても嬉しい事です。
撮影は参加のみなさん想い想いのポーズやシチュエーション。
その場に置いてある、劇中の小道具を使ったり、中にはこの時のために ”小ネタ” を持参されている方もいらっしゃいました。
私自身はやはり
ミニジャガイモン
持参です。
最大3回という制限の中で、
岩杉
さん
、
塚本
さん
と1枚ずつ撮影していただきました。
撮影時には他の出演者の方も、「あ、ジャガイモンだ!」 と気づいてくださったりもし、そういうことも嬉しい出来事です。
撮影に参加すると、舞台で実際に使われたお菓子やちょっとした小道具がもらえました。
私は、”吉原十人斬り” のティッシュをいただきました。
更に、チェキには
サイン
もいただけます。
まさに ”アイドルイベントのよう” ですが、このような取り組みは実際に参加した人に対して、役者さんそれぞれの魅力を更に発信できるものだと思いますし、間違いなくその人のファンにもなります。
これは参加する人にとっては本当に満足のいくようなものを得ることができるのだと思いますし、出演者のみなさんにとってもきっと得るものがあるのではないかと思います。
私自身も確実に嬉しくもあり、そしてまた1つ素敵な思い出が増えた、そんな
チェキ撮影
でもありました。
チェキにサインをいただきながら
岩杉
さん
、
塚本
さん
と少しお話をさせていただきました。
お2人共に次の舞台の予定も決まっているようです。
そんな話をしながら過ごす時間は、やはり当然楽しいですし、これからも繋げていきたい
御縁
だと思っています。
先月以来1ヶ月もしないうちに再会できた
塚本
さん
、5月以来久々にお会いすることのできた
岩杉
さん
。
年齢は同じでも全くタイプの違う2人ですが、それでもそれぞれにとても魅力があり、本当に素晴らしい役者さんであり、素敵な女性です。
5月にこのお2人に出会えたきっかけ、そしてその
御縁
には本当に感謝ですし、出会ってもらえたことにも感謝です。
気付けば ”北海道演劇界の至宝” ”2大美人” と言われる2人に囲まれて3人で話し込んでおり、そんな状況に急にドキドキもしてしまいました。
とにかく、
ジャガイモンプロジェクト
ではこれからもそんなお2人の活動を応援していきますし、私自身も当然これからも劇場に直接伺い、またそんな素敵なお芝居にも触れていきたいと思っています。
また、劇場に直接行くだけではなく、
ジャガイモンプロジェクト
だからこそできる方法でも引き続いて応援をしていきます。
また、今回の出演者のみなさんのこともこれから先、当然気になっていくと思いますし、気にならないはずがありません。
そんな様子や動きにも注視しながら過ごしていきたいと思っています。
これこそがまさに
御縁
というものであり、
繋がり
というものだと思います。
またチェキ以外にも、物販では
パンフレット
を購入。
中には出演者の方の対談や、他にもたくさんの情報が載っていましたが、中身については実際に購入された方だけのヒミツです。
「札幌にはお芝居や演劇に触れる機会も文化もまだあまりない」
私がそう思っていたのは今年の春先まで。
そんな私でしたが、1つのきっかけや様々な御縁から触れることになったこの世界。
そこには素晴らしいお芝居が数多くあり、素敵な役者さんがたくさん存在していました。
ただ私が気付いていなかっただけだったのです。
札幌には本当に素晴らしい文化があり、そして魅力ある人がたくさんいたのです。
それは私自身が今年に入ってから得られたものであり、今では心からの財産でもあります。
どんな人でも知る機会のないこと、気付く機会のないことが無いものってあると思います。
だからこそ、そんな機会に恵まれた私はとても幸せだとも思います。
ジャガイモンプロジェクト
ではこれからもそんな世界の魅力を届けるほんのわずかな一翼を担えればと思っていますし、そんな
御縁
はこれからも本当に大切にしていきたいと考えています。
これからも私自身実際に劇場に伺ってそんな魅力に触れていきたいと思っていますし、またそんな魅力を発信していければとも考えています。
今回の
特別出張
は正式には事前に全く告知を行なっていませんでした。
内容的にも通常の出張とは少し違うものです。
今回の出張。
これは、”御縁を大切にする回” です。
そんなことを言ってしまえば毎回がそうなのですが、今回は特にそこに特化したものです。
岩杉
さん
、
塚本
さん
との
御縁
があったからこそ今回ここに来て、そしてこの時間を過ごしました。
ですが、実際に過ごしてみると、この時間はただそれだけの時間ではありませんでした。
またそれぞれに魅力を持った役者さんに出会い、そして素晴らしい作品にも巡り合うことができました。
そんな全てもまた新しい
御縁
なんだと思います。
結果的には一層この世界が好きになり、その魅力に更に惹きこまれました。
これは間違いなく今回ここに来たからこそ、そして経験したからこそ得られたものです。
全てを終え、会場を出る頃には外もすっかり暗くなっており、雨のようなみぞれのようなものがチラチラと降っていました。
所要を済ませ、深夜に道東道を走る頃には場所によっては猛吹雪。
途中のPAでは10cm近くの積雪にもなっていました。
特別出張
に行くのも
主催イベント
を開催するのも、そのほとんどが
札幌
となっているため、その度に
士幌
からの移動が伴います。
正直、この移動が特に帰路は少し大変だなと感じることもあったりもするのですが、そんなことは言ってられません。
これまでに経験した
特別出張
では、特にアイドルさんの出演されるイベントでは毎回のように、それぞれ遠方から遠征をされてきているファンの方と出会います。
電車に乗り、飛行機に乗り、ホテルに泊まり・・・。
時間的にも資金的にも、そして気持ちとしても本当に大変なことだと思います。
そんなことと比べたら、私の移動や、そこにかけている時間などたいしたものではないと思いますし、上には上がいるんだと思います。
ひとまず、今の私に出来ることはその1つ1つの瞬間、そして出来事を大切に過ごすこと、そして経験することです。
全てに後悔のないように行動することです。
何かを後悔なく過ごすためには事前のしっかりとした計画も大切だと思います。
そんな事前の準備、当日の経験、事後のレポート、そして御縁。
その全てを大切に、これからも
特別出張
を続けていきます。
今回も本当に来て良かった。
心からそう思える、そんな出来事であり、時間であり、経験でした。
2016年10月25日
ジャガイモンプロジェクト代表・川崎康
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