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  士幌町史跡をめぐる  


( 史跡指定当時に町から発行された地図 )


 1、士幌町発祥の地  2、士幌町農耕発祥の地  3、中士幌小学校開設跡
 4、下居辺小学校開設跡  5、士幌小学校開設跡  6、北中音更小学校開設跡
 7、中士幌寺町跡  8、割山の分監小屋跡  9、官設渡船場跡
 10、佐倉農場事務所跡  11、官設上士幌駅逓跡  12、マッチ軸木工場跡
 13、上居辺小学校開設跡  14、居辺駅逓跡  15、佐倉小学校開設地
 16、中音更橋跡  17、西上音更小学校開設跡  18、士幌村役場庁舎跡
 19、士幌かんがい溝跡  20、私設中士幌渡船場跡  21、士幌町農村工業発祥の地
 22、国有鉄道士幌駅跡  23、国有鉄道中士幌駅跡  24、士幌市街火力発電所跡
 25、士幌家畜市場跡  26、北海道拓殖鉄道中音更駅跡  27、朝陽小学校跡
 28、新田民有未墾解放地簡易水道跡  29、士幌村産業組合発祥の地  30、新田小学校開設地
 31、殖民軌道居辺線起点跡  32、中士幌ブドウ糖水アメ工場跡  33、士幌町中学校統合
 34、国鉄バス営業所跡  35、下居辺小水力発電所跡  36、帯広刑務所士幌農場泊込作業所跡
 37、先住民チャシ跡 オルベチャシ  38、先住民チャシ跡 ウォップチャシ  39、新田牧場開設土塁跡
 番外  国有鉄道北平和駅跡  番外  国有鉄道新士幌仮乗降場跡



 
21、 士幌町農村工業発祥の地
  場所 : 中音更
  

  
記念碑の説明文 :
士幌の組合員(当時、農業会会員)が、百家、奏鳴、甲論乙騒の苛烈な論議を重ね、理事会、総代会、総会で長い討議の末、中音更の杉原澱粉工場を買収し、昭和21年9月2日付で北海道長官の許可指令を得て、この地で初めて農業協同組合(当時、農業会)が馬鈴薯澱粉を直営工場として操業した。
太田寛一名誉組合長(当時、専務)は「農民よを疲弊と貧困から救う道は、農民自からの手によって農産物の加工と流通を行い付加価値を高めるよりほかはない」との信念と斗志をもって率先奔走、音更川のほぼ中間で交通、水利を生かし、当時としては村内一の規模を誇るこの工場に着目して買収への地歩を固めたのであった。
組合員の理解を得るため難渋苦斗した経緯を知る役職員はこの工場の成否は農民の将来の夢を付託された歴史的悲願の工場として、失敗は絶対に許されないとの悲壮な覚悟の中で、職員職工一丸となり精魂を打ち込み組合員の信頼と理解を勝ち取るため執念をもち真剣に努力し初期経営成果を獲得したのである。
士幌農協合理化澱粉工場創立30周年という記念すべき秋「農村工業」の源流を回顧想起し悠久の農業に夢と希望を描きつつ、これまでの実践の中で学びとった「農民の英知と努力、協同と団結の力は、常に新しい道を拓く原動力である」ことを、この地を訪れし各々の心に銘記されたい。
西空にヌプカの秀峰を望む音更川の水澄む河畔に、往時雄渾の音きしませた水車跡をはじめとするコンクリート遺跡は、過去・現在・未来への動的光景を語る礎石として、温故知新の心情を教えつつ更なる昿野への旅立ちを示しているのである。

追記 :
澱粉工場の本工場棟・原料棟の痕跡が残されています。
また、水車を動かすための水路跡も残っています。
町が史跡に指定している他、士幌町農協も「士幌農協農村工業発祥の地」として石碑を建てるなど、まさに士幌町の農村工業には無くてはならなかった場所であることが読み取れます。

音更川堤防、もしくは農道を通ることで辿り着くことが出来、また実際に触れることも可能ですが、簡易的に補強されている場所もあり、一部で風化が進んでいる部分もあります。
大切な史跡を未来に繋げていくという意味でも見学の際には十分にご配慮ください。


 
22、 国有鉄道士幌駅跡
  場所 : 士幌西2線
  

  
プレートの説明 :
大正14年(1925年)12月10日帯広−士幌間開通開駅、同15年7月士幌‐上士幌間開通、昭和30年10月気動車運行。
同32年12月33号に簡易乗降場北平和駅開駅、同41年10月19号に仮乗降場新士幌駅開駅。
士幌駅乗客最高昭和40年一日平均533人、貨物取扱最高昭和45年83,000トン。
昭和58年貨物取扱廃止、昭和62年3月22日士幌線廃止。

追記 :
士幌線廃線後も駅舎がそのまま残されました。
普段は施錠されていますが、町役場で鍵を借りることが可能です(平日のみ)。
ホーム側には線路と共に車両も静態保存されています。



(開業間もない頃の士幌駅舎)



(正面から)



(駅窓口の様子・昭和43年)



(士幌線廃線の頃の士幌駅舎)

 
23、 国有鉄道中士幌駅跡
  場所 : 中士幌西2線
  

  
プレートの説明 :
大正14年(1925年)12月10日帯広−士幌間鉄道開通開駅、昭和30年10月気動車運行。
昭和45年駅員無配置民間簡易委託駅となる。
一日当乗客数最高昭和40年309人、昭和62年3月22日士幌線廃止。

追記 :
士幌線廃線後は駅舎や線路は撤去されましたが、跡地が再利用されていないためにその場所は容易に推定できます。
また、保線作業員用の詰め所として使われていた建物が残っています。


 
24、 士幌市街火力発電所跡
  場所 : 士幌西2線166
  

  
プレートの説明 :
大正14年(1925年)北海道電燈株式会社の火力発電所が建ち蒸気エンジンで発電、士幌市街各戸に電灯がついた。
昭和2年帯広からの逆電線が開通して、発電を停止し、変電所となった。

追記 :
現在も北海道電力士幌変電所をとして、当時と同じ場所から町内に電力を送り続けてくれています。





 1、士幌町発祥の地  2、士幌町農耕発祥の地  3、中士幌小学校開設跡
 4、下居辺小学校開設跡  5、士幌小学校開設跡  6、北中音更小学校開設跡
 7、中士幌寺町跡  8、割山の分監小屋跡  9、官設渡船場跡
 10、佐倉農場事務所跡  11、官設上士幌駅逓跡  12、マッチ軸木工場跡
 13、上居辺小学校開設跡  14、居辺駅逓跡  15、佐倉小学校開設地
 16、中音更橋跡  17、西上音更小学校開設跡  18、士幌村役場庁舎跡
 19、士幌かんがい溝跡  20、私設中士幌渡船場跡  21、士幌町農村工業発祥の地
 22、国有鉄道士幌駅跡  23、国有鉄道中士幌駅跡  24、士幌市街火力発電所跡
 25、士幌家畜市場跡  26、北海道拓殖鉄道中音更駅跡  27、朝陽小学校跡
 28、新田民有未墾解放地簡易水道跡  29、士幌村産業組合発祥の地  30、新田小学校開設地
 31、殖民軌道居辺線起点跡  32、中士幌ブドウ糖水アメ工場跡  33、士幌町中学校統合
 34、国鉄バス営業所跡  35、下居辺小水力発電所跡  36、帯広刑務所士幌農場泊込作業所跡
 37、先住民チャシ跡 オルベチャシ  38、先住民チャシ跡 ウォップチャシ  39、新田牧場開設土塁跡
 番外  国有鉄道北平和駅跡  番外  国有鉄道新士幌仮乗降場跡

 
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