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  愛弟子の再スタートを見届けろ!
バグベア神曲また作ったってよ デビューライブ参戦レポート 
 
   

みなさんはこんな経験をしたことがありますか?

ある日SNSで見つけた1人の少女をスカウトし、そこからその子をアイドルとして育成。
やがてその子は未来に向けて羽ばたき、そしてあるメジャーアイドルグループへと加入しました。

しかしそのグループも昨年5月末で解散。
その子のアイドル人生は突然終わりを告げたのでした。

あれから約1年。
時計の針が再び時を刻み始めました。

私も含めたファンのみなさんとの共通の宝物。
その子の名は高木美穂。

最初に出会ったあの日からずっと夢見ていたボーカリストとしてのアタラシイセカイの幕開けです。





4月29日にこんな動画がYouTubeにアップされました。

   

これを見ればわかる人には正式発表を前に色々と見えてくるものがあります。
ただアップされた当日、この動画にすぐ気が付いたという声は少なくとも私の周りからはほぼ聞こえてきませんでした。


続いて翌30日、アタラシイセカイが我々の様々な感情を巻き込みながら突如として動き始めました。


バグベア神曲また作ったってよ
そんな名前のグループの新ボーカリストとして高木美穂の加入が発表され、同時に アタラシイセカイ という楽曲のミュージックビデオが公開になりました。

まさにここから高木美穂のアタラシイセカイが始まります。





後日、そんな バグベア神曲また作ったってよ (略して ”バグ神 (ばぐしん) ”)のデビューライブの開催が発表されました。

時は7月14日、場所は東京六本木。
これは私の中で、やはり 「 行かない 」 という選択肢はありませんでした。
むしろ何かの予定がすでに入っていたとしてもそれよりも優先されるべき出来事だと確信がありました。

昨年私はジャガイモンプロジェクト史上初めての北海道外出張という形で、実に16年ぶりに東京へ行きました。
あの時は1年後にまた東京に出張することになろうとは思ってもみませんでしたが、こんな嬉しい予想外は本当に大歓迎です。


昨年の出張は当時彼女が所属していた ラストアイドル の解散ライブ。
そこには彼女の活動する姿を直接この目で見られる喜びと同時に、その夢への道が自分の意思とは関係のないところで閉じられてしまうことに対しての様々な感情も入り混じりながらの出張でした。

対して今年は再びそんな夢が動き始める、まさに再始動の瞬間。
きっと今回も会場で泣いてしまうんだろうなと想像しながらも、その涙の中にこもった感情は色々な意味で違っているのだろうともすでに確信していました。


6月になって販売されたライブのチケットも無事購入。
またそれに先立って飛行機やホテルの準備も完了。
あとは当日を迎えて現場へと行くのみです。

   



素人だった彼女がジャガイモンプロジェクトに所属し、そして活動を満了して羽ばたくまでのことは昨年のラストアイトルのラストライブに私が現場参戦させていただいた際のレポートに掲載しています。
まだご覧になっていない方は是非併せてご参照ください。



ライブ開催数日前にはバグ神メンバーのみなさんが意気込みを語った動画が順次ツイッターで公開になりました。




昨年は前日入りした東京でしたが、今回は平日金曜の夜の開催ということあって当日の朝に北海道から空路移動。

連日のようにニュースで、「 猛暑酷暑 」 と言われている東京の夏。
私自身初めてこの時期に訪れる東京は飛行機から降りた瞬間から本当に暑かったです。


   
   



六本木というのははたして東京のどこにあるのか。
それは何区なのか。( 実際に何区だと言われたところでどちらにしてもそれがどこだかわかりませんが )
そこに荻野目洋子さんはいるのか。

何線の電車に乗ればいいのか、どこでどう乗り継げばいいのか、そんなことも全くわかりません。
最寄りの駅はそもそも六本木駅なのか、六本木駅というのはそもそも1つなのか、それとも路線によっていくつかあるのか。

最近はスマホで検索すればその場で電車も道も調べられるので結果的に何とかなりそうではありますが、田舎者にはあの複雑極まりない路線図はどうにも理解ができません。

ただ近くにあの有名なジャニーズ事務所があるのだけは地図から読み解くことができました。




18時30分から開演予定のライブを前に、実はひとまず約2時間以上前に会場の前へ。

何よりもちゃんと場所に到着できるのか、会場を見つけることができるのか。
そんな不安を抱えたままで他のことをやってる場合ではありません。
自分の中にある不安を払拭するために、時間が早すぎるとはわかっていたものまずは会場の場所を確認しに行きました。

早すぎる時間の会場前はまだ静かなまま。
それでも看板に書かれた名称とチケットに書かれた会場名が一致していて一安心。
開場時間まではまだしばらくあるため、一旦この場所を離れました。


   
   



30分ほどして再び会場前に戻りました。

地下の入口へと延びる階段の前には待機場所の案内掲示があり、その場所へと廻り込んでみるとすでに先頭におひとり並ばれている方がいたため私は2番目の位置へ。

ジッとしているだけでもただただ蒸し暑い中、SNSをチェックしたり、来場されると話を伺っていた方と連絡を取ったり、細い道路の向かいにあるペットショップの窓越しに見える犬猫を見ながら時間を過ごしました。
その窓際に設置されたペットの見守りカメラがクルッと回って不思議とずっとこちらを映していたのが気になりましたが、取り合えず臆せずにちょっと手を振っておきました。


   



開場10分前。
それまではビルの横の待機場所に並んでいましたが、入口のドア前まで移動するようにという指示がスタッフさんからあったため、すでに10人くらいになっていた我々の列は順に地下への階段を降りました。

しかしそこはそれまで少し気持ちよく吹いていた風すら全く来ない、北海道から行った私にとっては早く逃げたくてたまらない場所でした。
他の方々が何でもなさげな表情でその場に並んでいることが本当に不思議でした。


   


10分後、ようやく入口のドアがオープン。
受付でチケットをチェックしてもらったのちにドリンク代を支払って会場内へ。

私はまず物販のコーナーに立ち寄り、今回のために用意されたグッズなどを色々と購入させていただきました。


   



応援には色々な形があると思います。

気持ちや声援での応援、SNSや配信越しの応援。
アーティストですから音楽を聴いたり配信リリースされたものを購入する応援もあれば、こういう時などにグッズを購入することも応援のひとつだと思います。

高木美穂をジャガイモンプロジェクトで育成していた当時は明確な考えと方向性を持ってグッズ販売に関してはあえて力を入れませんでした。
しかしそれでもここで得られる収入が次の活動へと繋がるというのはしっかり理解しているつもりです。

ですので、他の方が欲しかったものを買えなかったというようなことにならないように買い占めや大量購入は避けつつ、僅かばかりですが応援をさせていただきました。

また、終演後にも様子を見ながら追加購入もしてきました。


実際には ” 応援 ” という気持ちも勿論ありつつ、同時にそれはこの日の記念日への ” 思い出 ” を刻む行為でもあります。
そしてこれは同時に色々なものや出来事の ” 積み重ね ” でもあると思います。

自らお金を出して購入したのは間違いないのですが、不思議とそこには 「 ありがとう 」 の気持ちが溢れてきました。

ここに並ぶそれぞれのグッズはメンバー自らが考え、そしてデザインして現実化しています。
そこには温かみが感じられ、ファンの人に喜んでもらいたいというこもった気持ちが伝わってくるようでした。
本当に色々なことがありがたいです。




開場してからライブ開演までは1時間です。

中に入ってからは高木家のご家族とも合流。
改めて考えてみるともう本当に長いお付き合いになりました。

1年前の東京有明でのラストアイドルのラストライブの時も会場でお会いしましたが、あれ以来また彼女の道の続きを一緒に見守ることができる喜びはひとしおです。

正直彼女がタレントだったとしても、そんな道を降りて一般人に戻ったとしても、彼女自身の人生そのものを見守り、そして応援する気持ちには変わりありません。
ですがそれでもやはり彼女自身の ” 夢の続き ” を一緒に見守ることができるのは心から本当に嬉しいことです。


会場内は外に並んでいた人が一旦中に入りきってしまうと少し落ち着いた感じ。
そこからはそれほど混み合ってくることもないまましばらく時間が過ぎていきました。

しかしそれでも開演時間が近づいてくるにつれて新たに入場してくる人が少しずつではありながらも確実に増えて賑わってきました。

中にはラストアイドル大好き芸人、ラストアイドル公式芸人としてファンのみなさんの間でも知られている 三拍子 のおふたり、高倉さんと久保さんの姿も。

特に高倉さんと私は同じ十勝民ということもあり (高倉さんは帯広市出身) 、以前からSNSのDMを利用して何度かやり取りをさせていただいていました。
そんなことから改めてご挨拶をさせていただいたうえで色々とお話をすることもできました。
声掛けをさせていただいた際にもすぐに、「 ジャガイモンの! 」 と気が付いてくださり、ありがたい限り。
「 ぜひ一緒に十勝を盛り上げていこう 」ということで改めて一致しました。
この東京で十勝民の十勝愛の強さを再実感できました。


他にもラストアイドルの元メンバーの姿も数多く見受けました。
具体的に誰が云々という記述は避けたいと思いますが、そんな様子には同じグループにいたという結束力や様々なものを感じることができ、それがとても温かくも嬉しくも思えるものでした。


そんな会場に静かに流れる音楽に耳を傾けると、時々ラストアイドルの曲も聞こえてきました。
それすらなんだかすごく感慨深く、そしてちょっと心揺さぶられるものでもありました。




しばらくすると会場の照明が暗くなり、そしてステージにライトが。

バグベア神曲また作ったってよ デビューライブ くらえ!神曲だー! 、開演です。


流れる音楽と共に、ごぎみいいさん、ここみらいさん、バグちゃん、そして高木美穂登場。
晴れ晴れしいその姿はとてもキラキラとまぶしく、それでも一方では良い意味で昔と変わらない、最初に出会った頃の夢見る少女そのものだったようにも感じました。

ジャガイモンプロジェクトでタレントデビューし、最初にファンのみなさんの前に立ってから7年半以上。
年月は誰にとっても平等に確実に経過していたはずです。

そんな中で迎えたこのステージ。
彼女にとっては新しい場所でのリスタートという革新的な変化ではありますが、一方で同時にそこには札幌の小さなライブハウスのステージに立っていた頃と同じような弾ける笑顔がありました。

場所も環境も現状も、様々なものがあの頃と確実に変化しましたが、彼女の中にある芯は良い意味で全く変わらずにあるんだということがステージに出て来てくれた瞬間に感じられました。

それは私にとっては本当に感動的なことであり、心を大きく揺さぶられるものでした。
最初から涙がこぼれそうになりましたが、「 まだ始まったばかりだぞ、まだ泣くな! 」 と自分自身に訴えかけ、何とか必死にそれを堪えました。



ここからはMCなども挟みながら全12曲とアンコールでプラス2曲。

彼女のバグ神への加入とともに発表された 『 アタラシイセカイ 』 と、つい先日MIHO ver.として再収録で公開された 『 雨降りの放課後 』 以外は誰にとっても初めての楽曲ばかりです。
それでも会場のみなさんもそれぞれの曲のテンポやリズムに乗っかりつつパフォーマンスに酔いしれ、会場全体が終始本当に素晴らしい雰囲気でした。

それぞれの曲の歌詞に込められた想いやメッセージもしっかりと伝わってきました。
バグベアさんが掲げる、「 音楽は進化する時が来た 」 というキーワードもそんな中からひしひしと感じることができましたし、公式表現者のバグちゃんも会場を盛り上げてくれていました。

もちろん美穂氏の歌唱力も本当に過去最大級に素晴らしかったと思います。


私は2015年に美穂氏がジャガイモンプロジェクトからタレントデビューした時から、いやむしろそれ以前にスカウトするきっかけになった歌唱動画からずっと彼女の歌を見て聴いてきました。
素人時代に某お祭りで歌っていた頃から比べても、ジャガイモンプロジェクトのアイドルとしてライブへの出演をなどを繰り返すうちに気持ちを伝えようとする力も増し、確実に素晴らしい表現者になっていきました。

あの頃を思い出しても、心身共に本当に調子の良さそうなこともあれば、明らかに不調を感じるパフォーマンスの時もありました。
しかし彼女は当時から不調をただの不調で終わらせてしまうのではなく、それをその時に出来る限りの様々な努力や工夫で補おうと頑張っていました。


たくさんのイベントやライブに出演するようになると、出演する側にとってはその1回1回が数多くあるうちの1回という考えになってしまうことが時々あります。

しかしその考えは誰にとっても得なものではありませんし、それは時に油断や慢心すら生んでしまいかねません。
ですので当時から私は彼女がそうなってしまう前に、「 ライブやイベントに来てくれる人の中には今日しか来ることのできない人がいるかもしれない。今日初めて見てくれる人がいるかもしれない。だから毎回を最初から最後まで全力で臨もう 」 という話をしていました。

もう何年も経っていて、彼女がその当時の会話や教えを直接的にしっかりそのまま覚えているかは不明です。
ですがそれでもあの頃の我々の想いが現在の彼女にしっかりと生きているのであればそれはもう本当に素晴らしいことだと思いますし、私の目にはこの日の彼女は間違いなくそんな延長線上に存在しているように感じられました。


これは例えばサッカーでも野球でも同じようなことが言えると思います。

プレイヤーにとってみればたくさんある試合のうちの1つかもしれないけれど、スタンドにいるファンの中にはその日しかそこに来られない人がいるかもしれないし、何か特別な想いをもってその場所にいるかもしれない。
そんな中で例えもう敗戦が濃厚だからといって途中で諦めて投げ出してしまっていいのか、次の試合を頑張れば今日はどうでもいいのか、今日は調子が悪いからという言い訳がそのファンの人に通じるのか。

スポーツであれば負け試合であったとしてもそんな中でも一生懸命プレーする姿に心打たれる場面があるかもしれないし、拍手を送りたい好プレーが出るかもしれない。
そんなところにファンの方も納得したり、時に感動してくれることがあるかもしれない。


話を戻して、アーティストにとってもそれはやはり同じことが言えると思います。

ライブの1回1回に勝ち負けはないかもしれませんが、不調で声の出が悪いとか、歌詞や振り付けを間違ったということがあったとしても、それでも一生懸命やっている姿やそれをなんとかカバーしようとする様子というのは見ている側には伝わっていくものだと思っています。

それを見る側から考えても、自分の目の前にいるアーティストに対して想いがあればあるほどにアーティスト側のそういう気持ちや様子というのは自然と受け取れるものだとも思っています。

ラストアイドル時代のそれは私は全てを見れていたわけではありませんし、どうしても大勢の中の1人という形に収まってしまいかねないので何とも言い切れません、
しかし少なくとも私の知っている高木美穂というシンガーは好不調の中でもしっかりとそういうことができる子だと自信を持って言い切れます。


話を更に戻して今回のライブの話。

披露された曲はどの曲も本当に格好よく、美穂氏を含めたみなさんのパフォーマンスも本当に良かったです。
そしてどの曲も彼女の持っている歌唱力を生かせる、そして表現できるものばかりだったと感じました。

グループで大勢で歌うものとは違って、このバグ神では歌うのは基本的に彼女が中心。
ですので、楽曲が制作される時点で彼女の声の音域や色々なものに合わせて作られているのかもしれませんし、一旦制作したものを調整する作業があるのかもしれません。
そのあたりは直接伺っていないので何とも言えませんが、どの曲も本当に彼女の実力を発揮できる曲になっていると感じました。


また、ステージの上で楽しそうに嬉しそうに歌っている彼女の姿を見ていると、その光景がジャガイモンプロジェクト時代のものと重なって見えるようでもありました。

ラストアイドル時代はメンバーが大勢いる中での1人だったため、どうしてもそんな楽曲の中では自分の実力を見せる、魅せるということは難しかっと思います。

しかし今はステージの真ん中に立って、誰よりも前で1人で歌うことができます。
ラストアイドル時代には見ることのできなかったそんなパフォーマンスは、札幌の小さなライブハウスで歌っていた頃の昔の 羽美 がそこに立っているかのようにすら見えました。

いや、” 羽美 = 高木美穂 ” なのですからそれはある種当然と言えば当然なのかもしれません。
ですがそこに立っていたのは昔のように ” 戻った ” 彼女ではなく、” 進化した ” 今の高木美穂でした。

そんな昔と重なる光景と、そして確実に進化した今の姿とを同じ瞬間から感じることができ、それは私にとってはとてもとても感動的なものでした。



こちらから見れば完璧と言っても過言ではないパフォーマンス。
でも彼女はきっと100点満点だとは思っていないことでしょう。

一生懸命にたくさん練習を重ねて、そして臨んだ本番で本当に素晴らしいパフォーマンスだったと誰もが褒め称えたとしても、そこに決して満足することなく課題を見つけ出して次へと繋げていく。
それが今の高木美穂なのだとも思います。

一方で、いやいや今回は100点満点でしたよと彼女自身が言ったとしても、私はそれはそれでいいと思います。
だって、今回は自ら自信満々にそう言い切っても全く問題ないであろうステージだったのですから。


昔は褒めれば褒めるほどにいい気持ちになって調子に乗ってしまう (北海道弁で「おだつ」といいます)、そんなところがありました。
それが彼女の可愛らしい憎めないトレードマークのようにファンのみなさんにも私にも認識されていましたが、そんなところも確実に良い方向に進歩していると、最近の彼女を見ていて私は実感しています。

だからこそ、札幌で、北海道で彼女の活躍を共に祈ってくれている うみんちゅ (羽美時代のファンの総称) のみなさんにもお伝えしたいと思います。

あのすぐおだつ我々の娘はしっかりと進化していますよ!!


ジャガイモンプロジェクトでの活動当初から彼女に対して言い続けていた、「 ステージからファンの方をしっかりと見て、そして感じること 」 も出来ていたのではないかと思います。
当初の頃は、最初からこんなテーマを掲げてしまってはハードルが高すぎるため、「 まず全員の目を少なくとも一度は見ること 」 という課題から始めたのを覚えていますが、彼女はあの頃からそれを比較的ちゃんと出来ていたように思っています。

ラストアイドルの時のような何千人もお客様がいるような大きな会場ではそれは現実的に無理だったかもしれません。
しかし今はまだそれほど大きくない箱からのリスタート。
だからこそそういう意味では原点に戻って、歌や振り付けのような直接的なパフォーマンス以外にもできることをやっていくことは大切だと思います。
今更私が指示指導するようなことでもありませんが、そんなこともしっかりと出来ていた彼女の様子にもやはり大きな感動を覚えました。

彼女が中学生の頃に私が当初予想していたよりも、そして今回のライブを前に想像していたよりもずっと逞しく、そして立派に成長していました。

まさに色々な武器を身に着け、そしてそれを自ら強いものに育てた彼女がそこにはいました。



バグ神としての彼女と一緒に世の中に解き放たれた楽曲 『 アタラシイセカイ 』 。
この曲の歌詞は美穂氏に向けて書かれた曲ではあるけれど、同時に志半ばでグループが解散することになってしまったラストアイドルの元メンバーみんなに向けた歌詞でもあると、ライブ中のMCでこぎみいいさんが明かしてくれました。

彼女もライブ中に、「 私にとっても大切な曲です 」 と言っていましたが、それはただ単純に自分にとって最初の曲だからということではなく、様々な意味が込められていることでしょう。
私自身もこの曲が本当に大好きですし、この先の人生の中でもずっと心に残っていく曲だと確信を持っています。


また他の楽曲も心に強く響くものがたくさんありました。
聴いている側の心の奥底にすごく刺さりこんでくるような、なんだか様々な現実とリンクするような、そんな歌詞の広がる世界観は本当に素敵なものでした。

お世辞抜きに全てが本当に素晴らしく、すでに一般に公開されている以外の曲も何らかの形でぜひ公開していただけたらなぁと願っています。
ライブに行くことができなかったみなさんにもぜひあのそれぞれの楽曲から受けることのできる感動を共有していただきたいなと心から思います。



ライブ中のMCで北海道の話題になった時には突然ピンポイントでこちらに話しかけてきた彼女。

こういう場所では基本的には他のファンの方を差し置いて目立ってしまってはいけないといつも考えています。
しかしそんな中で突然の出来事にちょっとビックリ。
でも彼女のその行動は素直にとても嬉しかったです。
何だかちょっとウルッときてしまいました。

だからこそ、こぎみいいさんがさらに質問をしてくださった時に涙に引っ張られてうまく声が出なかったじゃないか!

あなたのせいです。
ありがとう。


まあただそうは言いつつも、実は私の涙はそれよりもずっと前から流れ続けていました。
スタートの時こそ堪えて我慢したのですが、ライブが進むにつれてやはりそれを我慢し続けることは私には不可能でした。

一度流れ出た涙というものはそこにその涙の理由がある限りはそう簡単に止まるものではありません。
ですから私はライブ途中からは最後まであっちもこっちもベチャベチャでした。

心を揺さぶられて零れる涙。
やがて激しく頬を濡らします。

それを服の袖や、肩から掛けていたタオルで拭けば今度はそっちがベチャベチャ。
この日の東京の湿度も相当なものだったとは思いますが、私自身のこの日の湿度はそれをはるかに上回るものだったと思います。

全部あなたのせいです。
でも、やっぱりありがとう。




バグベア神曲また作ったってよ デビューライブ くらえ!神曲だー!
最初から最後まで本当に素晴らしいライブでした。

時間にすると歌っていたのは約1時間。
それでもその中身は非常に濃厚で、アッという間に終わってしまったようでもあり、一方ではもっと長くやってなかったっけ?とも思えるような素敵な空間がここにはありました。

MCでみなさんそれぞれから発せられる言葉にも強い想いが感じられ、それだけでもこのバグ神が好きになってしまえる要素がたくさんありました。

美穂氏の最後の挨拶にもとても感動したのを覚えています。
正直何を言っていたのかは忘れてしまいましたが、それでも激しく感動した気持ちが今でも心にはっきりと残っています。



ライブ終盤には撮影タイムもありました。
笑顔が本当にまぶしくて、美穂氏がこのライブで得た充実感がここからも伝わってくるかのようでした。


   
   
   
   
   
   
   



最後にステージ上から撮影した集合写真にもみなさんの笑顔が溢れていました。
これを見るだけでも何だか幸せな気持ちになれますし、改めてライブの熱量を感じられるようでもあります。





終演後にはファンクラブ会員限定の談笑会が設定されていました。

会場の中の多くの方がこの時点で退出されましたが、参加の権利を持っていた約20人ほどがその場に残っていたでしょうか。

そんな場所に少しすると今までステージの上で輝いていた4人が改めて登場。
美穂氏は1人、他の3人は1つのグループになってみなさんとゆっくりお話をする会が始まりました。

会場を囲むように壁際に何となく並んだファンクラブのみなさんに対して、美穂氏が右側から、他の3人が左側からお話をスタート。
そんな様子を私は高木家のみなさんと一緒に少し遠巻きに見ていました。

明確に1人〇分とかそういう事前の設定があったわけでもなく進んでいったこの談笑会。
こぎみいいさんやここみらいさん達が他の方々とお話をされているのも何となく見ていましたが、そんな様子からは、「 あぁ、美穂氏は本当に良い人達に拾ってもらえたんだな 」 と改めて感じることができました。

正確に言えば彼女が自らオーディションを受けてこの場所を獲得したわけですから、” 拾ってもらえた ” という表現は少し違うのかもしれませんが、結果としてこういう素敵な方達に出会えたという現実がここに間違いなくあります。

ここに至るまでの彼女の努力というのも絶対に忘れてはならない大きな要素の1つであることは間違いないですが、彼女を自分の娘同様に考えている私からすれば、やはりまずは、「 ありがたいな 」 という気持ちが先に来ます。


美穂氏がファンの方々と談笑している様子を見ていると、そこにはまたあの頃の彼女の姿が重なって見えるようでもありました。
ジャガイモンプロジェクトに所属していたあの頃はライブが終わった後も撮影会やイベントの途中でも毎回必ず自然とこういう時間がありました。
そんな中でファンの方の意見を聞くことが出来たり、自分を応援してくれる生の声を感じることで、それが自分自身を高めていくことにも繋がっていたと思いますし、何よりもファンのみなさんの想いを直に肌で体感することができたとも思います。

確実に成長した彼女が今、あの頃と同じようにファンの方々と接している光景を見られたのはなんだかとても嬉しく、一方でとても懐かしくも感じました。
そして間違いなくこの日も彼女はファンのみなさんとの触れ合いからたくさんのパワーを吸収したことでしょう。


またこの談笑会の中では私自身、初めてこぎみいいさん、ここみらいさん、バグちゃんにご挨拶をさせていただくことができました。
これまでにもSNSを通じてのやり取りは少しさせていただいていたものの、やはりこういう場での改めての直接のご挨拶というのはとても大切です。

初めて直接お会いしたこの時、私の口をついてまず最初に出た言葉は、「 ありがとうございます 」 でした。

高木家のみなさんと一緒にいたので最初は家族の一員かと思われてしまいましたが、「 彼女の最初のプロデューサーです 」 と名乗るとそれだけでみなさん色々と理解してくださったようでした。

そんな私の立場から最初に出た言葉は、「 ありがとうございます 」 といういたって単純明快なものでしたし、これはただの社交辞令のようなものではなく、強い気持ちのこもった心からの言葉でもありました。

また色々とお話をさせていただく中で、美穂氏は本当に良い人達に出会えたんだな、という気持ちが改めてより強くなりました。
お会いする以前から様々な発信や言葉を聞いているだけでもすごく良い方達なのだというのはすでに十分に伝わってきていましたが、直接こうして接することで改めて心からすごく安心もしました。


   



昨年のレポートを書いた際にも、そして今回のこのレポートをまとめるにあたっても、彼女がまだジャガイモンプロジェクトの所属していた当時に私が書いたレポートや彼女がまとめたブログなどを改めて読み返したりしました。

中でも、彼女のジャガイモンプロジェクトでの活動終了に際して2015年7月末に我々2人がそれぞれに書いたブログを読み返した時には、自分で言うのもおかしな話ですが涙が自然と流れてきました。


ここで、そんな最後のブログに彼女が書いた文をいくつか改めて紹介したいと思います。

もちろんお仕事の時は
ジャガイモンプロジェクトの羽美
ですが、

プライベートの時間でも
ジャガイモンプロジェクトの羽美
という意識を捨てたことはありませんでした。


この頃から彼女はしっかりとしたプロ意識をもってアイドル・羽美というものに真摯に向かい合っていました。

今でもいつも色んなものを紛失したり、他にもちょっとおドジな様子がSNSなどからも垣間見れたりしますが、それでも彼女の芯にあるものは本当に真面目なんです。



もう一文。

今になって
もっとちゃんとこうしとけばよかったな
って後悔してるところもあるけど、

こういう想いも含めて、

この経験があれば
心が折れるようなことがあっても
絶対にまた立ち上がれると思います。


私は後悔をしっかりと感じられる人というのはそれを次に生かせる人だとも思っています。
実際に彼女は1年前のあの悔しい想いを経て今回こうしてまた戻ってきてくれました。

でもやはりどんなことも全てが順風満帆にいくものなどありません。
活動の中でも色々と悩みや迷いが出たり、これかも悔しい想いをすることもきっとあるでしょう。

そんな時に大切なのは彼女のこれまでの経験と、そして何より周りのみなさんの支えなんだろうと思います。
” 周りの ” というのはバグ神のメンバーのみなさんであり、家族や友達であり、そしてファンのみなさんでもあるとも思います。

だからこそこれからも彼女を、高木美穂を応援していただければと願っています。
見守り、そして支えていただければと思っています。
是非ともよろしくお願いいたします。



前述の当時のお互いの2つのプログで公開したみなさんへのお知らせを再掲します。(文末記載の8月のライブには、掲載後の状況の変化により出演できませんでした)

      代表ブログ - 羽美の幣プロジェクトにおける活動に関しての重要なお知らせ
      羽美ブログ - 美しく羽ばたきます。





今回の東京への特別出張。
私個人としても嬉しいことや学びがたくさんあった出張となりました。

会場では前回のレポートを読んだよと伝えてくださった方が何人かおられました。
私のレポートを読み慣れない方にとってはなかなかの長文だったと思います。

まずはそんなレポートに触れていただいたこと自体が嬉しいですし、そしてそれを私にご報告いただいたことも感謝です。


これまでにもライブやイベントを自ら主催したり、他の方が主催するものに様々な形で関係者として参加させていただくことはありました。
そんな中では ” 遠征 ” をされて来られる方と触れ合うことも数多くありました。

その ” 遠征 ” をするという気持ちは全く理解できるものですし、運営者としての立場に立った時には本当にありがたいことでもあります。

そんな中で去年今年と、私はその ” 遠征 ” をする立場に初めて立ちました。
この経験をもとに ” 遠征 ” をする方々の色々な意味での大変さを直接的に実感することができましたし、そういう方が求めているものをより理解することもできました。

また、主催者側としての情報発信の大切さを改めて認識することもできました。
私自身どんなことも経験することが大切だといつも自ら説いていますが、それを改めて自分自身で実感することにもなりました。

今回は私が認識しているだけでも遠くは名古屋や札幌、そして大阪から ” 遠征 ” されたという方がおられました。
きっと会場には他にもそういう方がいらしたのではないかと思います。

主催者側に立った時、これは本当にありがたいことです。
もちろん遠征された方だけがありがたいのではなく、近くから来られた方に対してもそれは同様です。
地下鉄で数駅という方もいましたし、横浜からという方もおられました。

そんなみなさんに支えられて全てが成り立つのです。


会場にはファンの方々から贈られたフラワースタンドが3台も置かれていました。
どのスタンドにも愛がこもっていて本当に素敵でした。

そしてこういうものを贈られる方の気持ちを改めて伺うこともできました。

私も過去には彼女のファンの方が組織する生誕委員などに参加し、みなさんの話し合いの中から実際に会場にこういうものが立つまでの行程を実体験させていただいたりもしましたが、やはり現場で生の声を聞くというのも大切なことだと思います。

こういう経験は今後私が改めてタレントの育成をする際などに、例えばファンの方がフラワースタンドやバルーンを贈りたいという話を持ってきてくださったりする時にもとても役立つ体験だと思います。
何事も相手の立場に立って考えるにはやはりその経験を自らしたことがあるというのは大切な要素ですし、気持ちを理解できれば様々なことがスムーズに進むはずです。


      




みなさんはこんな経験をしたことがありますか?

ある日SNSで見つけた1人の少女をスカウトし、そこからその子をアイドルとして育成。
やがてその子は未来に向けて羽ばたき、そしてあるメジャーアイドルグループへと加入したものの、そのグループもやがて解散。
その子のアイドル人生は突然終わってしまいました。

あれから約1年。
アタラシイセカイの時計の針が時を刻み始めました。

アイドルだったその子は ” 神 ” に進化しました。

私も含めたファンのみなさんとの共通の宝物。
その子の名は高木美穂。

最初に出会ったあの日からずっと夢見ていたボーカリストとして、ここが本当のスタートです。


これからどんなセカイが広がっていくのか、みなさんと一緒にどんな景色を見ることができるのか。

この先に広がるセカイは例えどんなものだとしても、それは間違いなくみなさんと共有し、そしてみなさんと一緒に作っていくセカイです。



私は普段の生活から、すでに頑張っている人に対して、「 ガンバレ! 」 「 頑張ってください! 」 という一言は言わないようにしています。

だってもう一生懸命に頑張ってるんだからと。
だからそういう時には私は、「 応援してます! 」 とかその場にあった言葉に置き換えて想いを伝えるようにしています。

でも今回はあえてその自主ルールの枠を飛び出します。


応援するのは当たり前!
美穂、ガンバレ!!!

そしてここから始まるいろんな瞬間をぜひたくさん楽しんで!!


まずあなたが楽しいと思えなければ、たくさんの人を楽しませることなんてできないよ!

まあでもあなたはそういうことをしっかりと分かっている人だから何も心配はしてません。


私自身も今回ライブ、心から本当に楽しかったです。
やっぱり泣きながら笑ってました。

最高に楽しい時間、そして素晴らしい経験をありがとう!
ここに連れて来てくれてありがとう!

全部あなたのおかげです。
ありがとう。


この先も私自身も、私にできる形、ジャガイモンプロジェクトだからこそできる形でバグ神を、そして高木美穂を激推ししていきます!





本当に熱いライブでした。
心も体も芯から熱くなるライブでした。

確かに気温も湿度も北海道から行った私にとっては十分に恐ろしいものでしたが、ライブはそれ以上に熱く盛り上がりました。


一方、この季節の東京には私は初めて行きましたがとにかく暑かったです。
翌日以降、空いた時間を利用してちょっとあちらこちらと行ってきましたが、どの場所もどの時間帯も本当に暑かったです。


   
   


羽田空港から飛び立つ瞬間まで暑かったです。

でもそこから約1時間半のフライトで降り立ったとかち帯広空港。
空港のターミナル前に設置された温度計は19時前で17℃を表示していました。

北海道に帰ってきた!と、実感できた瞬間でした。


   
   






あ、
ライブ当日、会場に入る前にはすぐ近くにあるジャニーズ事務所に履歴書を、、、
出せる勇気は無かったので道路の反対側から記念撮影。

すぐに自分のSNSにアップしたところなかなか多くの反応があったのはここだけの話ですw

   


2023年7月22日 掲載

ジャガイモンプロジェクト代表 ・ 川崎康



 
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