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  アイドルの夜明けvol.1 参加レポート  
   

アイドルの夜明け vol.1
 開催2018年7月22日(日)
 場所HIPSTAR
(帯広市西2条南10丁目 都通 Frontiers Squareビル 2階)
 主催フロンティアミュージック さん



帯広でアイドルの対バンライブが開催されるという話を初めて伺ったのが数ヶ月前。

これまでも帯広では私か知る限りでも数組のアイドルが活動しており、そんな方々が地域のお祭りやイベントに出演したり、アニメやコスプレ系のイベントなどで活動されていたのを耳にしていました。

また、様々な系統のアーティストさんが出演するライブの中にアイドルの方も参加しているというものもあったかとは思いますが、アイドルだけの対バンライブというのはこれまではなかなか無かったのではないかと思います。

そんな中で今回、帯広で活動されている C@T LIPS さんfleur さん と、釧路で活動されている 釧路ご当地アイドル さん空が赤く染まる時 さん の4組の出演に併せて、羽美 に対しての出演オファーをいただきました。

これはただ1度のオファーというよりも、普段から十勝・士幌町を拠点として活動をしているジャガイモンプロジェクトにとってはまた違った意味でも格別に嬉しいものですし、本当に意味のあるものだと思います。


普段、札幌やその近郊で出演させていただいている対バンライブと今回のライブとは様々違うところがあると思います。

まずそんな中でも最初の違いは、” 移動 ” ではないでしょうか。

今回は早朝から羽美が1人で帯広へと移動し、帰路もまた1人で帰って行きました。
ここには当然時間も経費もかかりますが、これと今回のライブ出演の意味を考えた時、上に来るものはやはりライブへ出演することだと判断しました。

また、ライブ本番が始まってもおそらく普段とは違うことが様々あることが予想されます。
ですがそれは始まってみなければわからないことですし、羽美としてできることは良い意味で普段通り、いつもどおりのパフォーマンスをすることではないかと思います。



今回のライブへの出演は、札幌市内で開催された某ライブに出演させていただいた際、今回の帯広でのライブの主催側に入られている方が羽美のことを見つけてくださり、それをきっかけにオファーをいただくことができました。

札幌でのライブではいつも ” うみんちゅ ” と称される羽美のファンの方々がライブを大いに盛り上げてくださり、そしていつも温かく支えてくださっています。

この時のライブの話を伺ったところ、羽美のパフォーマンスの時には会場全体がすごく盛り上がっていたとのことでした。
そんなこともあってもいただいたオファーですから、今回の帯広でのライブ出演は、羽美本人だけの努力などではなく、” うみんちゅ ” のみなさんの熱意や想いもあっての実現だと思います。

本当にありがたいことです。


   


ライブ当日を迎えるにあたっても、札幌での ” 普通 ” が ” 普通 ” ではないことも少なからずありました。

そんな中には、当日の主演者のタイムテーブルが公表されなかったという点も挙げられると思います。

札幌で出演させていただいている対バンライブではそのほとんどが事前にそのライブでの出演者の登場順序や時間が公表されており、来場される方はライブの最初から最後までを楽しむ方もいれば、その時間に合わせて自分の目当ての子だけを見に来られる方もいます。

ですが、事前にタイムテーブルが公表されないと、この後者の行動をとることはできません。
自分の目当ての子が1組だけだったとしても、その1組が最初に出て来るのかそれとも最後に出てくるのかがわからなければ、まずは最初に行ってその登場を会場の中で待つしか方法はありません。


また、このタイムテーブルの事前公表というのは来場される方のことを考えての動きでもあると思っています。
来場される方全員が出場全組のパフォーマンスを見たいと思っているとは限りませんし、出場組数が多く、結果的にイベントの時間そのものが長時間になればなるほど、その会場にずっといるというのは、場合によっては大きな負担を感じる人も少なくはないと思います。

だからこそ、事前にタイムテーブルを発表するということは来場される方の負担を減らすという意味合いがあると思っています。

一方で、ライブ主催者からすると、出場全組を見て欲しいという想いを持っている方も少なくなく、だからこそ発表したくないという話を、以前には札幌でのライブでも聞いたことが何度かあります。

しかしこれが例えば10組やそれよりも多いほどの出演者かいる場合などは、果たしてその考えが全ての人に浸透し、そして理解を得られるかとなるとなかなか難しいのではないかとも思います。

主催者側の想いはわかりますが、これが度を過ぎてしまうとそれはただのエゴになってしまうとも思いますし、そうなればなるほど来場される方の気持ちなどを無視することにも繋がりかねません。

ですので、出場組数の多いライブなどでは特に、私自身はタイムテーブルを事前に公表しないということに関しては反対の意見を持っています。


一方、今回の帯広でのライブでは事前にそのタイムテーブルが公表されることはありませんでした。
しかし私はこれをただ単純に否定しません。

帯広で普段開催されている音楽系のイベントに詳しい方に伺ったところ、帯広ではタイムテーブルを事前に発表しないことが多々あるそうで、それを普通と受け止めている方も非常に多いとのこと。

なのであれば、これはすでに ” 帯広の文化 ” とも言えると思います。

そんなところに私の、そして札幌での常識とも思えることを持ってきて、それを押し付けたりするのは間違いだと思います。
まさに、「 郷に入っては郷に従え 」 という諺にそのままあてはまるものだと思います。

また、今回はオープニングアクトを含めても全6組と、出演組数はそんなに多いものではありません。

これであれば最初から最後まで会場にいたとしてもそれほど大きな負担になるものでもないでしょうし、来場される方がそれが普通と捉えているのであれば何ら問題もないでしょう。

また、主催の方もアイドルの対バンライブは初めてであったとても、これまでも音楽系のイベントを数多く経験されている方。
てあるならば、こちらとしてはその流れに乗っかるまでです。



この日のライブは、13:00 の開場を前に、リハーサルの時間もしっかりと取っていただいていました。
やはり普段と違う環境、場所でのライブではこのよな対応をいただけることも非常にありがたいことです。

またこれに限らず今回は主催側のみなさんに色々とお気遣いをいただき、おかげさまで帯広でのライブへの出演が無事に実現しました。


   



羽美・セットリスト
  1.心のツバサ  
  2.桃色片想い / 松浦亜弥  
  3.千本桜 / 初音ミク  
  4.I will always love you / ホイットニー・ヒューストン  
  5.初恋Diary  


今回のライブ、まずはオープニングアクトの ちゃん萌ゆ plus あるふぁ〜♪ さん のヲタ芸からのスタートです。
男性3人のグループでしたが、最初からとても盛り上がり、会場が熱気に包まれました。


帯広でのライブは、これまでに私が経験したライブとは明らかに違う点がいつくもありました。
まずは、1組1組の出番の間の時間の使い方です。

今回のライブでは1組の出番が終わるとすぐに次の組の出番が始まるのではなく、合間にインタビューコーナーがありました。

オープニングアクトも務められた ちゃん萌ゆ さん がMCとなり、ステージの横のカウンタースペースで出演直後のメンバーに対して色々と質問をしたりするなどの時間がありました。

また、お客様側もそのカウンターを挟んで正面から写真を撮るなどされており、まるで記者会見の様相。
札幌でのライブなどでは今までに見たことのない光景でしたが、これはこれでとても面白いやり方であり、そして楽しい時間だったと思います。

またこの時間を利用して次の出番の出演者に対しての音の微調整なども行われており、そういう観点からも意味のある時間なんだとも思いました。

途中、音響トラブルがあるなどもしましたが、そんな時にもこのインタビューなどで時間がうまく繋がれており、結果的にトラブルなどでに対しても誰一人として不満を感じたことはいなかったのではないでしょうか。

トラブルなどでライブの進行自体が止まってしまったとしてもその時間を楽しめる何かがある。
これはライブに限らずどんなイベントでも当てはめて考えることの出来ることだと思いますし、私自身もとても勉強になりました。


   


アイドルのライブなどで、「 次の曲が最後の曲になります 」 というアイドル側からの発言に対して、ファン側から、「 えー! 」 と一斉に声が上がる、ちょっとした ” お約束 ” のようなものがありますが、これに関してもこの帯広ではちょっと違っていました。

実際、これを体験した札幌からの遠征組のファンの方も、「 初めての経験だった 」 と興奮気味に話していましたが、帯広ではただ、「 えー! 」 で終わるのではなく、その直後に、「 まだ来たばっかりー! 」 と掛け声が続きます。

これが我々にはとても新鮮でした。

またこの掛け声、釧路からの遠征組の方も最初から勢いよく参加されていましたから、おそらく釧路でも同じようなことが普段から行なわれているのではないかと想像します。

普段の札幌とはまた違った盛り上がり方はとても楽しく、そして新鮮でした。


羽美の出番に関しても、札幌から遠征してきてくださったファンの方にも、そして初めましての方にも、みなさんにとても盛り上げていただき、この会場にお集まりいただいたみなさんの優しさと熱量を感じることが出来ました。

特に、札幌から遠征いただいた ” うみんちゅ ” の方が、普段のライブで使っている ” 口上 ” の書かれたプレートをわざわざ持ってきてくださり、本番中にこれを掲げて応援をリードしてくださっている姿には正直少し感動すら覚えました。
こんなみなさんがいてくださってこその活動なのだと、改めて認識することも出来ました。


   
   
   
   
   


( 運営撮影の動画を特別に公開します )


また、他の出演者さんも個性に溢れる方ばかり。
釧路ご当地アイドル さん は、唯一のメンバーである ひかりん さん がこのライブを最後に 釧路ご当地アイドル としての活動を終了するとのことで、会場では事前にサプライズとして有志の方が用意されたサイリウムや説明の紙が配られていました。
本番中にそのサイリウムによって会場が白く染められる中、最後までしっかりと歌い上げ、その活動を締めくくった ひかりん さん
お見事でした。

帯広を拠点に活動する、ラブライブのダンスコピーグループ fleur さん は、大人数の利点も活かし、MCなどでもそれぞれの個性で会場を盛り上げていました。
また、私が以前より知っている チャンハル さん が今回からグループに新加入したとのことで、そんなことからも今後の活動にも注目していきたいと思います。

釧路のアイドルグループ 空が赤く染まる時 さん はとても元気溢れるグループでした。
今回、プロデューサーさんとも色々とお話をさせていただきましたが、フレッシュなグループながらも会場全体を明るい渦に巻き込むような、そんな魅力とパワーを持ったグループだったと思います。

帯広の C@T LIPS さん は帯広でも確実に実績を積み上げているグループだそうです。
私自身は今回初めてそのパフォーマンスを観せていただいたのですが、ファンの方々にも確実に認知されており、帯広のアイドル界をリードする存在だというのがこのライブを観ただけでもはっきりとわかるようなパフォーマンスとファンの方の反応がありました。


帯広、そして釧路のアイドル界隈が現在どのような状況であり、そしてどう受け止められているのかというのは、距離的には近くにいるはずの私ですが、正直これまであまりわかっていませんでした。

札幌などでは、ゆくゆくは更に上を、メジャーを目指して活動をしているアイドルがとてもたくさんいます。
一方でこのあたりでは、上を目指している人もいれば、あくまでも地域を盛り上げたいという気持ちが先頭にある中で活動をしている人もいるようです。

これらはそれぞれがどちらか片方に決めなければならないことではないでしょうし、両方の想いがあっても問題のないことだと思います。
ですが、大きな視点で見てこのどちらを優先して活動しているのかというのは、主催者側がイベントを組むなどにあたっては様々影響をしてくる部分でもあると思います。



終演後の物販交流にも90分の時間が割かれていました。

羽美が普段出演している対バンライブでは私が運営として現場で参加しない限りは物販はタオルの販売のみとしています。
ですがタオル以外もバッジや写真セットの販売に合わせ、チェキの撮影も行ないました。

他の方も一斉の物販交流を行なう中ではありましたが、こちらにも多くの方が参加してくださり、結果としてとても盛り上げていただけました。

「 初めて見た 」という方。
「 実は札幌で観たことがある、会ったことがある、話したことがある 」 という方。
他にも札幌からの遠征組や、帯広近郊でジャガイモンプロジェクトを応援してくださっている方など、たくさんの方々に集まっていただけました。
本当にありがたいことですし、この90分がとても短く感じるほどでもありました。


   


今回のライブは、『 アイドルの夜明け vol.1 』
きっとこれから vol.2 、vol.3 と続いていくのではないかと思いますし、主催者の方からもすでにそのような声も聞こえています。

今回は、「 帯広で初めての・・・ 」 という部分を念頭に置くならば、これはどんな立場の人にとってもとてもいいイベントになったのではないかと思います。

主催者の方は音響トラブルがあったことをとても気にされていましたが、私自身の考えとしては音響トラブルがあったからと言ってそれが即失敗という判断になるのではなく、そこでどう対処したか、どうそのミスから立ち直ろうとし、そしてどういうフォローをしたかを含めての総合的な判断をすべきだと思います、

そういう意味ではやはり今回のライブは明らかに 「 成功 」 と言えるのではないかと思いますし、次に繋がる良い意味での何かが確実に残ったライブであったとも思います。


北海道内でも札幌やその近郊ばかりではなく、地方でもこのように頑張っている人が、地域を盛り上げようとしている人達がたくさんいる。
それは私自身にとっても ” 同志 ” を見つけたに等しい想いでもあります。

そんなライブに今回、羽美の出演オファーをいただけたこともとても嬉しいことでしたし、ジャガイモンプロジェクトとして参加できたこともまたとてもありがたいことでした。

色々な意味で、きっとまだ続きがあるはずです。



また最後に追記したいこととして、私自身の活動の中でも普段の多くのものとは違い、やはり十勝で活動できるといううのはまたいつもと違った想いも沸き起こります。

実際、今回のライブ中には十勝管内に在住の方から多くのお声がけをいただくことも出来ましたし、以前に士幌で主催した撮影会に参加いただいた方に再会をすることも出来ました。
更には、これから十勝を元気にしたい、発信したいという志を持った方とも多くお話をさせていただくことも出来、また直接お会いできたというのも本当に嬉しいことでした。

これも全ては今回のライブにお誘いをいただいたからこそ。
本当に得るものの多い、そしてありがたい1日でした。


   




ライブ終了後、羽美 がライブの様子や感想をブログにまとめています。

   アイドルの夜明け vol.1   −  羽美オフィシャルブログ「I flap beautifully」


2018年7月25日 掲載

ジャガイモンプロジェクト代表 ・ 川崎康



 
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