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ホーム > ジャガイモンプロジェクト特別出張 > ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018「トウキョウ・リビング・デッド・アイドル」上映イベント 参戦レポート |
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今年の 夕張 を語るには、まずどうしても触れなければならないことがあります。 人との繋がりというものはどこが起点なのかと考えると、それはキリがないものになってしまうと思います。 現在のジャガイモンプロジェクトにおけるたくさんの方との御縁はそれぞれに起点があり、そしてそれぞれにきっかけがあると思います。 ですが、そのそれぞれの起点もやはりどこからか繋がった通過点であり、そこが全ての始まりかと考えると、それはそうではないと思います。 私が ジャガイモンプロジェクト の活動の中で初めてこの 夕張 での映画祭を訪れたのは 2014年 のこと。 今では定番となっている活動のひとつである 特別出張 の第1回がこの時でした。 それまではほぼ全てがインターネットの世界の中だけにとどまっていたジャガイモンプロジェクトの活動。 私自身が表立って第三者の前に直接出ていくこともなく、あくまでもキャラクターである ジャガイモン がメインの活動でした。 そんな中での、この夕張への訪問というのは、数年が経過した今振り返ってみてもやはり画期的なことであり、革新的なことでもありました。 そしてまたこの活動は、その後に続く多くの御縁や様々な出来事の起点ともなったものであり、この夕張訪問が無かったとしたら、ひょっとしたら今現在、ジャガイモンプロジェクトそのものが無くなってしまっていたかも知れないと言っても過言ではないと思います。 それほど大きな出来事であり、キーポイントであり、運命の分岐点だったのがこの年の ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 なのです。 私が2014年3月のこの映画祭に訪れたのには理由がありました。 それは、アリスインプロジェクト さん にお誘いをいただいたからです。 時間を更に約半年さかのぼって、2013年7月。 士幌町で開催された しほろっち夏祭り花火大会 に出演してくださったゲストは アリスインアリス 。 アリスインプロジェクト さん が運営しているアイドルユニットです。 まずここが アリスインプロジェクト さん と私との出会いでした。 また、この時に士幌まで来てくれたアリスインアリスのメンバー3人との交流も、この夏祭りをきっかけにスタート。 イベント終了後もツイッターなどを通じてやり取りを繰り返していました。 この数ヶ月後、私の元に アリスインプロジェクト さん からご連絡が舞い込みます。 アリスインアリスのリーダー、高橋明日香 さん が出演する映画が夕張の映画祭で公開されるから是非来ないか、というものでした。 高橋明日香 さん に再会できるという喜びもあり、また、「 ぜひジャガイモンプロジェクト目線での取材をしてほしい 」 というお声がけをいただいたこともあり、このお話をありがたく受けさせていただくこととしました。 ジャガイモンプロジェクトとして士幌以外の場所で活動することも、このような現場に直接飛び込むことも、そして私がジャガイモンプロジェクトの活動の中で表立って私自身として活動することも、様々なことが初めての体験であり、まさに超異例の出来事。 半年前の御縁から、新しい何かが動き出した瞬間でもありました。 タレントさんと現場で直接交流することも、イベントを独自目線で取材してレポートをさせていただくことも、振り返って改めて考えてみるとこのイベント、この出張が大きなきっかけであり、そしてスタートだったのだと思います。 こうして アリスインプロジェクト さん から出てきた、” 取材 ” という一言は、今でもジャガイモンプロジェクトの活動の大きな柱ともなっています。 何かを取材しようとすると、どうしてもその事柄について深く見つめ、そして何かを発見しようと努力もします。 何かに気が付きたいと思いを巡らせますし、写真を撮ってみたり ( 撮れる場所と環境に限って )、忘れないようにメモもします。 当然、色々な方の話を直接聞くこともしますし、あとで色々と調べてみたりもします。 これは私自身にとっては、” 取材 ” であると同時に、ものすごく ” 勉強 ” にもなっているということは、最初のうちには気が付きもしませんでした。 が、その回数を重ね、そして自ら色々と経験をしていく中で、全てが自分自身、そしてジャガイモンプロジェクトにとっての ” 肥やし ” になり、そして ” 財産 ” になっていたのだと、私はしばらく経ってから気がつきました。 ジャガイモンプロジェクトにとって、何よりも大切なものは ” 御縁 ” であると、私は常々口に出していますが、同時にこれらのような ” 経験 ” というのも本当に大切なものであり、どちらも大きな大きな ” 財産 ” であると、何かを振り返った時に必ず思い知らされます。 そんな大きなキーポイントであり、そしてきっかけとなったのが、この2014年の ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 でした。 またこの年の映画祭では、その後へと続いていく大きな新しい出会い、そして御縁もいくつもありました。 前述のように、元々は アリスインプロジェクト さん にお誘いをいただいて、高橋明日香 さん との再会に向かった夕張。 ここでは、アリスインプロジェクト さん の映画、「 鐘が鳴りし、少女達は銃を撃つ 」 のワールドプレミア上映が行なわれ、同時に舞台挨拶がありました。 その舞台挨拶には、高橋明日香 さん 以外にも、同じく出演の、浅川梨奈 さん 、加藤里保菜 さん 、同作品の監督の 山岸謙太郎 監督 が参加しており、みなさんとはここで初めてお会いしました。 実はみなさんとここでお会いできるというのはかなり早い段階から確定していたため、私自身もそれぞれの方について色々とリサーチを行ない、ある程度の予備知識をつけてその場に臨んでいました。 が、私以外にも、ある意味では私以上に相手の予備知識を持った人がもう1人。 それが 浅川梨奈 さん でした。 浅川梨奈 さん はご自身がが好きだというアイドル・風男塾 さん とジャガイモンが普段から交流していたこともあり、かなり以前よりジャガイモンのことを知っていたとのこと。 その 風男塾 さん のメンバーのみなさんがジャガイモンについてこんなことを言っていたとか、缶バッジのことやツイッターのことなど、本当にかなり詳しくご存知でした。 また更にはここに来るまでの間、高橋明日香 さん からもジャガイモンについて色々と聞いていたそうで、お会いした瞬間に、「わぁ〜!いたぁ〜!」 と大声を上げて喜んでいただけたこと、そしてあの瞬間の衝撃は、何年も経った今でも私の記憶から少しも薄らぐことはありません。 そしてそんな直後に夕張のゆるキャラ・メロン熊に襲われ、本気で号泣していた姿も。 大興奮で大喜びしながら写真を撮っていた 加藤里保菜 さん との対照的な様子はとても印象的でした。 士幌で初めてお会いしてから約半年。 こんなにも早く、高橋明日香 さん と再会できたことはとても嬉しいことでした。 また当時、加藤里保菜 さん は高校3年生、浅川梨奈 さん に至ってはまだ中学2年生。 今改めて振り返ってみると、ここで彼女達に出会えたということは本当に本当に大きなことでした。 ここから数時間。 決して長い時間ではなかったですが、私は取材を兼ねたスタッフとしてこの上映イベントに参加させていただき、打ち合わせやリハーサルも含めてその全行程をご一緒させていただくと共に、今までに無い多くの貴重な経験をさせていただきました。 色々な意味で本当に夢のような時間であり、経験であり、そして御縁でした。 この前日夜には同作品のスタッフのみなさんの会食にも同席させていただきました。 山岸謙太郎 監督 を初め、作品のエンドロールに名前を連ねる制作に関わったみなさんとお会いし、交流をさせていただけたことはとても良い経験であると同時にありがたい御縁でもありました。 またこの席で、アリスインプロジェクト さん の 鈴木 主宰 とようやく初めて直接お会いすることもできました。 現在では何度もお仕事を一緒にさせていただく中で繰り返しお会いし、そして様々な経験を共有させていただいている 鈴木 主宰 。 この夕張で初めて対面させていただくに至るまでにも何度も電話やメールなどではやり取りしていたのですが、お互い東京と士幌という距離的な問題もあり、ここまではなかなか直接お会いすることが叶いませんでした。 前年の士幌での夏祭り、そしてこの映画祭をきっかけに、ここから アリスインプロジェクト さん とは札幌での演劇公演や各種イベント。 また、アリスインアリス のライブや他にも表立っては見えない部分でも、本当に多くの機会でご一緒させていただいています。 そういうことを考えると、やはりこの年の夕張というのはただ1回のイベントや活動というもの以上に意味もあり、価値もあり、そして大きな御縁だったのだとも思いますし、この出張があったからこそ今のジャガイモンプロジェクトがあると言っても全く過言ではありません。 更にこのイベントでは他にもその後へと繋がっていくとてもありがたい、そして貴重な出会いと御縁がいくつもありました。 その1つ1つを挙げていくとまた話が長くなってしまいますのでここでは割愛します。 ですが、この年この夕張にもし行っていなかったとしたら、この後のジャガイモンプロジェクトは今の形とは全く違っていたのではないかと本気で思えるものがここにはたくさんありました。 この後、高橋 さん とは約1年後に札幌でまた再会を果たすことができましたし、浅川 さん とも札幌で何度かライブの際にお会いできました。 加藤 さん とはまだ直接の再会はできてはいませんが、彼女は現在TBS系で放送していた 「 ランク王国 」 (2018.03.25 放送終了) のMCを務めており、そんなことを通じてSNSを介しての交流がずっと続いています。 ありがたいことにスタッフ関係者さんの間でもジャガイモンは随分と有名だと伺っています。 山岸 監督 とも現在に至るまで様々な形で交流をしていますし、ジャガイモン缶バッジのデザインをしていただくなどもしました。 スタッフの方々とも再会できた方、まだできていない方とそれぞれですが、みなさんからいただいた刺激や経験は今の活動へと間違いなく活かされていますし、そんなみなさんとの出会いが新しい御縁へと繋がったことも多数あります。 また、” 出会いが新しい御縁へ ” という点では、ここで 浅川 さん 、加藤 さん と出会ったことは本当に大きな意味があったと感じています。 浅川 さん が現在も所属し、加藤 さん も当時所属していた エイベックス さん のアイドルレーベル ・ アイドルストリートのみなさんとの御縁が、ここをきっかけに一気に拡大しました。 彼女達とはこのイベント後もSNSを通じて引き続き交流させていただいていますし、そんなことからこのアイドルストリートに所属する、もしくは過去に所属していた多くのみなさんとの御縁へとも繋がっていきました。 そしてその御縁はそんなアイドルの子達ばかりでなく、周りにいる多くのスタッフ関係者のみなさん、更にはファンのみなさんへと拡大していったと思います。 実際、この時の夕張でも彼女達を追いかけてきた数人のファンの方とも短い時間お話をさせていただいていたのですが、そんな方々ともその後に再会できたということが何度となくありましたし、直接お会いしたことのない方ともSNSを通じての交流へと発展するなどもしています。 御縁というものは実にありがたいものですし、ジャガイモンプロジェクトにとって本当に大切なものだと思えるのも、そんなたくさんのみなさんとのそれぞれがあるからこそです。 一方で、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 は、施設の老朽化や耐震問題、また諸般の事情などから私が行くようになってからここ数年だけを見ていても次第に縮小化しつつあるようにも感じられます。 会場数、スクリーン数も確実に少なくなり、限られた日程の中では上映本数も当然少なくなっていきます。 数年前まで使われていた施設が無くなってしまったり、使われなくなってしまったりと、改めて数年前と今年のプログラムを並べて比べてみても明らかに違いが分かります。 映画の上映ばかりではなく、トークショーや落語、他にも様々な催しがあった映画祭も、今年は随分と縮小した印象を受けました。 2014年に初めて私自身この映画祭に参加をさせていただいてからは毎年その度に自らにテーマを設け、目的を見い出し、そしてそれぞれの楽しみを抱えての参加をしていました。 が、今年に関しては当初はその ” 目的 ” という部分が見つけ出せず、正直なところ参加そのものを悩んでもいました。 そんな中、2月に入ってこの迷いを吹き飛ばすビッグニュースが! 浅川梨奈 さん の4年ぶりの夕張凱旋! もうすでにジャガイモンプロジェクト的にも、「 行かない 」 という選択肢はどこにも無くなりました。 あの夕張で、あの 浅川梨奈 さん に再会できるということは、他のどの場所でどんな形で再会できることよりも、意味があり、そして想いがあります。 いざ5年目の夕張へ出発です。 |
今回のレポートも長くなりそうです。 まずは、今回の出張の一番の目的である、浅川梨奈 さん との再会。 そして、「 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 」 のワールドプレミア上映に関する部分を先に書いていきます。 浅川梨奈 さん 主演の、「 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 」 が、全国の映画館でのロードショーに先駆け、この夕張の映画祭でワールドプレミア上映されるのは、開催期間3日目となる17日の19時から。 場所は、今年も映画祭のメイン会場となる 合宿の里ひまわり 。 この会場で2番目に大きなスクリーンを抱える 武道場 での上映となります。 この 合宿の里ひまわり 。 私が昨年までに経験した4回の映画祭では、途中までは関係者の宿泊施設に使われていましたが、ここのところはメイン会場として使用されています。 ですが私自身、実はこれまでにこの会場での映画の上映はまだ体験したことが無く、場所や様子はわかっていても、その会場内の具体的なものには直接触れたことがありませんでした。 そのような事情から多少の不安と疑問もあり、当日は上映時間よりはるかに早い午前中に現場入り。 実際に 武道場 の直前まで行ってまずは動線などを確認しつつ、その場にいたボランティアスタッフの方に、会場へ入る前にはどこに並べばいいのかと質問するなどして、具体的なこともしっかりと把握に努めます。 この時点で上映が始まるまでまだ8時間以上。 それでもこの時点で自分自身の中の不安と疑問を解消できるというのは大きなことです。 今回の上映に合わせて、熊谷祐紀 監督 と、キャストの 浅川梨奈 さん 、尚玄 さん の登壇と舞台挨拶が2月初旬のうちに発表されていました。 映画の公式ツイッターによると、当日の一行は14時過ぎに会場に到着。 これに先立って映画祭初日から現場入りをしていた 尚玄 さん とも合流されたとのことでした。 一方で私はこの時間の頃には他の会場で映画の鑑賞を楽しんだりしていましたが、15時過ぎには 合宿の里ひまわり の2階にある休憩所に戻ってちょっと休息。 会場の 武道場 では、「 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 」 の1本前の作品が17時から上映されるとのことで、この入場待ちの方々が会場に入った頃を目安に並ぼうと思っていました。 そんな中でツイッターをチェックしてると、これまでに何度か別の現場などでお会いし、今回も来られると把握していた方が到着したとの報が。 休憩所を出て見に行くとすでにお1人で 武道場 の前で待たれていたため、私もすぐに荷物を持って一緒に並ぶことにしました。 上映まではまだ2時間以上。 それでもその先に楽しみなこと、待ちに待ったものがあるのであればそんな時間は全く長くなんてありません。 少しすると改めて会場のボランティアスタッフの方から、「 こちらに列を作ってください 」 という具体的な指示があり、その時点でこの場に来ていた4人で移動。 武道場 への動線が別の会場への動線と一部重複していることもあり、混み合うことを避けるためにそこから少し離れた場所で改めて列を作りました。 ここからしばらくの間はみなさんと色々と話をしながら過ごします。 時間が経過するにつれ、少しずつ列が長くなっていきましたが、前述の方以外にも、過去の別の機会にお会いしたことのある方や、初めてお会いした方でもジャガイモンのこと、ジャガイモンプロジェクトのことを知っていてくださる方ばかりで、このような機会での出会いや御縁というのは本当に嬉しいものです。 そんな方々は、北海道内の方もいらっしゃいましたが、飛行機やJR・バスを乗り継いだり、レンタカーを使うなどして遥々遠方から来られた方も多数。 みなさんから伺える話やその行動力からはそれぞれの想いや情熱を感じます。 間違いなく本当に素敵なファンのみなさんです。 中には、映画のポスターの画像を大きく引き伸ばしてリュックの背中に張り付けて移動してきたという方も。 また、浅川 さん の所属する SUPER☆GiRLS のCDを持って来られていた方もいらっしゃり、私もその中から数枚をいただきました。 以前にもこのような状況に遭遇したことがありますが、こうしてCDを持参している方は、それがいらないからとか余っているからという理由で配っているのではなく、” たくさんの人に聴いてほしい ” ” 彼女達の良さを知って欲しい ” という想いで配られているのだという話を聞いたことがあります。 このようなみなさんの行動の1つ1つには本当に深い愛情を感じます。 更にしばらく時間が経過して、ついに入場となったのは 18:40 を過ぎた頃。 直前にはボランティアスタッフの方から、しばらく並んでいた場所から 武道場 のすぐ前へと移動するように指示されており、「 入場開始です 」 の声と共にチケット ( 映画祭期間中、ほぼ全ての作品で有効のパスポート ) を提示し、ようやく 武道場 の中へと入りました。 会場の中は中央、右、左と通路を挟んでイスが各5脚ずつ横に並び、それが後ろへと約10列。 全部で150脚ほど並べられています。 私もみなさんと一緒に会場の中へと流れ込み、そしてほぼ中央の最前列を確保しました。 まずは最初の目標をクリアです。 19:00。 定刻になると前方のスクリーンの前に設けられたステージに、MCの 土上明子 さん が登壇。 まずは上映後に舞台挨拶があることや、写真撮影が禁止であることなどの説明があり、そしてついに待ちに待った 「 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 」 の上映スタートです。 ネタバレを避けるためにも具体的内容に関しては一切触れません。 (ポスターはクリックで拡大します) 上映時間にして約82分。 大きなスクリーンに映し出される 浅川梨奈 さん は、私の目には1人の女優としての彼女の存在感だけではなく、本当に大きく、そしてキラキラと輝いて見えました。 上映が始まって早々、スクリーンいっぱいに広がる 浅川梨奈 さん の姿に、私は体が震えるのを感じると共に、自然と涙が出てきました。 まだ始まったばかり、そしてまたまだ感情を揺さぶられるようなシーンではなかったかもしれませんが、そこに広がる光景は私自身の涙腺を刺激するには十分すぎるものだったのかもしれません。 作品も最後の最後までハラハラドキドキさせられる内容で、そのストーリーや展開もとても楽しむことができました。 また、登場してくるキャラクターも魅力的な人ばかりで、これもまた見所。 1回観ても楽しめると思いますが、複数回観ることでもまた色々な楽しみ方のできる作品だと感じました。 劇中、そしてエンディングで流れる曲にも注目です。 ファンの方は特に必聴です! スクリーンにエンドロールが流れ、そして会場が明るくなると、みなさんからは大きな拍手が沸き起こり、そしてそれが1つの響きとなってその場を包み込みました。 そんな響きが続く中、再びステージにMCの 土上 さん が登壇。 続いて、呼び込まれる形で、熊谷祐紀 監督 、浅川梨奈 さん 、尚玄 さん も登壇しました。 前回 浅川 さん と直接お会いしたのは2年半ほど前。 久々に私の目の前に立っている 浅川 さん はあの頃よりも更に世間の注目を大きく集め、大きく大きく成長しています。 映画の主演女優として4年ぶりにこの夕張に再び降り立ち、そして堂々とステージの中央に立っているその姿は、本当に眩しいものでした。 4年前のあの時の記憶と、今目の前に立っている現実の姿とを重ね合わせると、より一層に嬉しくもなりますし、それは大きな感動でもありました。 登壇直後の、浅川 さん は表情が少し硬く感じられました。 ですが自らが主演するこの作品の初めての上映を会場後方から確認したこと、そして彼女自身の性格や感情を考えると、彼女の心の中に何が起こっていたのかはある意味容易に想像がつきます。 だからこそ、少し硬い表情のままに深々と頭を下げる彼女の様子にも、私はまた涙を押さえることはできませんでした。 「 自分の身長より高い雪をひさしぶりに見ました。4年ぶりに夕張に来られてすごく嬉しい 」 という言葉には、あの4年前の記憶が蘇ってきました。 そして、自身の成長と共に様々なものを乗り越えて再びこの地にやってきたという現実には、ある種の感動を覚えました。 「 (劇中の役の) 神谷ミクと浅川梨奈が被らないように意識しました。普段の私を知ってる人は私があんなにアイドルアイドルしてるところを初めて見たんじゃないかと思います 」 という話には、MCから、「 こんな浅川梨奈さん初めて見たよという方? 」 という振りがあり、こちらで見ている我々は一瞬の間を置きつつも一斉に挙手。 そんな様子を見た 浅川 さん が、「 いつも空気を読んでくれてありがとう 」 と反応すると会場は大きな笑いに包まれました。 撮影中の話として、「 私は台風を呼べるようになったなと実感しました 」 という話から、更に、「 もともと何か楽しみなことがあったりすると台風にあたってしまうことが多かったんですが、撮影期間はたった1週間だったのに初日と最終日に台風が2回も来てしまった 」 とエピソードを公開。 また、撮影現場の雰囲気について、「 監督がこんな感じで本当にほんわかしていて優しい方なんです。映画の現場は空気がピリピリしてしまうこともありますが、今回は一切そういうこともなくて、ずっと笑いながら撮影を楽しめました 」 と、熊谷 監督 の人柄について話してくれました。 更に、未解禁の情報をうっかり漏らしてしまった 熊谷 監督 の言動に対しては、「 みなさん聞かなかったことにしてくださーい。お耳シャットアウトです! 」 とすかさずフォローに入り、その場を 浅川 さん らしく丸く収めるなどもしました。 最後には、「 みなさん、改めまして浅川梨奈です。今日は映画をご覧くださり本当にありがとうございました。映画は6月から公開ということでまだちょっと先のことですが、ツイッターなどで宣伝していただけたら嬉しいです 」 とコメント。 「 タグは 『 #TLDI 』 で 」 と指定もありました。 この最後のメッセージの冒頭で、浅川 さん は、「 改めまして浅川梨奈です 」 と、もう1度名前を言いました。 これは私は本当に素晴らしいことだと感じます。 ファンの人だけが集まるイベントとは違い、このような映画祭の場合はそれぞれのキャストの人を目当てにこの場所に来る人もいれば、映画祭で上映される作品の1つという感覚で、映画そのものを純粋に観に来る人もいます。 その現場には、浅川 さん に限らず、目の前に立っているキャストやスタッフの方の名前を知っている人知らない人、またその人が普段はどんなことをしているのかを知っている人知らない人、色々な人がいると思います。 そこでしっかりと自らの名前を改めて名乗り、目の前の今メッセージを伝えるべき人に対してしっかりと物事を伝えられるというのは本当に素晴らしいことだと思います。 また、イベント中に何度か頭を下げてこちらに向かって礼をする時も、毎度必ずまずは正面を見据え、そこから腰を折り曲げて頭を深々と下げ、その状態を数秒キープしてから元に戻っていました。 浅川 さん が所属する SUREP☆GiRLS が属する iDOL Street のタレントさんはライブなどの時でもみなさん本当にしっかりと このような事を徹底していると思いますし、いい意味で日常化していると感じます。 本当に素晴らしいことだと感じますし、誰の目から見ても好感を持てます。 また、浅川 さん のこの行動は、ただ昔からやっていることの繰り返しではなく、毎回の1回1回に心がしっかりとこもっているのがこちらから見ていて伝わってきますし、だからこそ見ている側の心にも想いが届きます。 ただ可愛いだけじゃない、ダンスが出来て歌が出来るわけじゃない、グラビアで活躍しているだけじゃない、演技が上手いだけじゃない。 浅川 さん が様々な場面で活躍し、次から次へと声がかかっていくというのは、仕事に対する真摯で一生懸命な姿勢や、周りに対する気配り心配り。 更には臨機応変に周りの状況に対応できる力や、重ね続ける努力、そしてこのようにその場その場での全てのことに対して心を込めて行動を出来るということが、彼女自身の次へと繋がっているのであろうと心から思います。 振り返ってみると、4年前にこの夕張で 浅川 さん に初めてお会いした時もそうでした。 当時はまだ中学生だった彼女。 仕事の時間を外れると、メロン熊が近くに来ただけで号泣してみたり、スタッフの方に雪玉を投げつけてみたり、みんなでキャッキャと楽しそうに、そこにはまさに中学生らしい女の子の姿がありました。 ですが、作品の上映に付随していたトークショーの打ち合わせ等が始まると、スイッチが入ったかのように表情からギュッと引き締まり、そして本番は更にスイッチが入った彼女の姿がとても印象的でした。 あの時もまさに ” この人はプロ ” だと感じました。 その後も何度かお会いはしていますが、改めて4年が経過してこの夕張で再会し、あの時と少し似たような状況で迎えた今回。 そこにはこの4年の時間で様々な経験を重ね、色々なものを学び、そして更に大きく成長した彼女がいました。 この3月で高校を卒業する18歳の女の子ですが、そこにはもう単純に年齢などでは評価できない、” プロ中のプロ ” の姿がありました。 本当に素晴らしいことだと思いますし、私自身も4年前をあの現場で一緒に経験させていただいたからこそ、それは大きな感動へと繋がり、降壇前の最後に改めて深々と頭を下げる彼女の様子には、私は大きな涙を我慢することが出来ませんでした。 熊谷 監督 は、「 普段はゾンビ映画を観る方ではないし、作ったこともなかった 」 と語りつつも、「 今回たまたまお声かけをいただいた。浅川さんはじめ、キャストのみなさんの頑張りでなんとか形にすることが出来ました 」 とコメント。 また、「 ちょっと笑えて泣けるゾンビ映画を作ったつもりです 」 という話をされていましたが、随所にちょっと笑えるネタが用意されていたり、主役の 神谷ミク の揺れる想いと一生懸命な姿に泣けるシーンがあったりもします。 登場人物の描かれ方にもそれぞれの魅力が伝わり、どのシーン、どの人物からも目が離せない82分間でした。 登場人物の魅力という点では、同じく舞台挨拶に立たれた、犬田満男 を演じた 尚玄 さん も本当に素敵な役者さんだと感じました。 沖縄出身でエキゾチックな雰囲気も持ち合わせた 尚玄 さん は誰の目から見てもかっこいい。 そんな 尚玄 さん は10年ぶりの夕張だったそうですが、劇中でもかっこいいながらもまた別の表情も見られ、大いにその魅力が伝わってきました。 ” アイドル ” と ” ゾンビ ” が融合した、ガールズアクションゾンビムービー 『 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 』 。 観劇を終えてからも、「 あそこはなぜあんな形で描かれていたんだろう 」 「 〇〇はどうしてあんな風になってたの? 」 と色々と考え、そして想いを巡らせることのできるような作品でした。 私もまだまだ気になるポイント、改めて観てみたいポイントがたくさんあります。 全国ロードショーになったら、またぜひ劇場で鑑賞したいと思っています。 舞台上の3人が降壇し、この上映と舞台挨拶は終了です。 この後、同じ会場では次の作品の上映準備が始まるため、すぐに退出しようとしていたのですが、ここで私を呼び止める方達が。 この出来事に関してはこのレポートの後半で改めて触れますが、とにかくそんなことで会場からの退出が少し遅くなってしまいました。 一方その頃、会場の外、入口のところでは私の知らないうちにある出来事が起こっていたと、後になって知りました。 舞台から降壇し、先に退出したはずの 浅川 さん が、入口のところで、(あとで聞いたところによると) 私が出てくるのを待っていてくださっていたとのことでした。 私自身も当初の予定ではそんなタイミングで 浅川 さん に対して声をかけよう、改めてご挨拶をしようと思っていたのですが、予定外の出来事にそのタイミングを逸しました。 そしてそれは結果的に図らずも会場から出てくるファンのみなさんを 浅川 さん がお見送りするような形になったとのことでした。 私が会場から出たところ、それまで一緒に観ていた 浅川 さん のファンの方や他の人からも、「 浅川さん、今までここで待ってたのに! 」 との報告が。 そんな衝撃の一言に、私は大慌てで辺りを探しましたが、浅川 さん の姿はありません。 周囲の人の聞くとまだ外には出ていないようだとの情報でしたので、ひとまずは唯一の外への動線である会場のロビーで待っていると、数分もしないうちに 浅川 さん がそんなところへとやってきました。 「 浅川さん! 」 と、こちらから声をけると、「 いた! 探したんですよ〜! 」 と、嬉しい一言。 どうやらお互いに考えていたことは同じだったようで、ちょっと人混みを離れ、改めてご挨拶をさせていただきつつ、持参したお土産も直接渡すことができました。 少しの間色々とお話もさせていただきましたが、やはりこの夕張の地で彼女に再会できたということ、改めて映画の主演女優としてこの場に戻ってきた彼女にこうして会えたということは本当に嬉しいことであり、恥ずかしながらこの場で泣きそうになってしまいました。 4年前の彼女との初めての出会い、それからの御縁、そして今。 私自身にとっても、ジャガイモンにとっても、ジャガイモンプロジェクトにとっても、浅川梨奈 さん という存在は本当に大きく、ありがたく、そしてとてもとても大切な存在です。 ジャガイモンのツイッターでは、彼女自身を例える時、” 女神様 ” というキーワードが時折登場しますが、これは大袈裟でも誇張でもまた変な意味でもなく、全てにおいて本当に彼女は真の ” 女神様 ” だと認識しています。 浅川 さん を取り巻く環境や置かれた立場というのは、4年前のあの頃とは明らかに違います。 それでもなおいまだこうして、お会いするたびに必ず時間を取って挨拶をしてくれる彼女には、本当に頭の下がる想いでもあり、だからこそこれからも彼女に対して色々としてあげたい、何か力になれることがあればといつも考えています。 また、” お会いするたび ” という点では、彼女が毎回必ず言ってくれることがあります。 それは、「 一緒に写真撮りましょう! 」 ということです。 これもまた、彼女の周りを気遣う心だと思います。 本当にありがたいことです。 私自身はこのような状況で撮った写真に関しては必ず、このような形でのレポートで使っていいかという確認を取りますが、その際にも、「 ぜひどうぞ 」 と一言。 そんなことで今回もありがたく掲載させていただきます。 この後、彼女達一行は会場から移動する車両がすぐに到着せず、結果的にしばらくロビーで待つことになりました。 浅川 さん は、メイクの ユミウノ さん と共に、まだロビーに残っていたファンの方々と立ち話。 一方で私はスタッフさんや 尚玄 さん ともお話をさせていただくなどし、少し間を取ってからその輪に再合流しました。 ここからはどれくらいの時間だったでしょうか。 数分ではないくらいのなかなかの長時間、移動の車両が来るまでの間、みなさんで色々な話で盛り上がりました。 ただし、ここでの話や出来事は、いわゆる ” 公式 ” ではないので、その場にいた人だけのものにしておきます。 後になってその場にいた 浅川 さん のファンの方のツイッターにこんなツイートを発見しました。 「 浅川現場史上サイコーの神現場になりました 」 と。 ファンの方にとっても、まさにそんな時間、そんな経験になったのだと思いますし、移動してくるだけでも大変であろうこの夕張にやって来た ” 甲斐 ” があったのではないかとも思います。 普段行われる様々なイベントやライブなどではなかなかあのような状況、そして時間というのはありえないと思います。 ファンの方々にとってはまさに ” 神現場 ” ” 神イベント” だったと思いますし、そこには 浅川 さん の ” 神対応 ” がありました。 最後は到着した移動の車両へと吸い込まれていく彼女の後姿をみなさんと一緒に最後まで見送り、浅川 さん と過ごした今回の夕張の時間は終了です。 直後、ファンのみなさんと一緒に顔を見合わせた時、そんなみなさんが本当に幸せそうな表情をされていたのがすごく印象的でした。 その場にいる人みんなが笑顔になれる、そして幸せになれる時間を 浅川 さん が提供してくださいました。 この後はまだロビーに残っていた、尚玄 さん や 熊谷 監督 とも一緒に写真を撮っていただくなどし、私も会場から移動しました。 前回 浅川 さん とこの夕張でお会いしてからは約4年。 最後に札幌でお会いしてからもすでに2年半。 ですがまたきっとこの夕張で 浅川 さん に再会できるような気がしてなりません。 その頃には今よりも更にもっと注目が集まり、こうしてご挨拶をさせていただけるような状況にすらないかもしれません。 ですがそれはそれで、それだけ 浅川 さん が大きくなっていっているということにもなるわけで、ある意味では寂しくもありつつも、ある意味では楽しみでもあり、嬉しくもあることでしょう。 ファンの方々や、私などのような者の目線や感覚からはなかなか見えづらいものになっているかもしれませんが、” 浅川梨奈 ” という1人のアイドル・タレント、そして1人の女優の存在は、世の中にはどの程度認識され、そして知っていただけているのでしょうか。 きっとまだ、「 知らない 」 という人も少なくはないのではとも思います。 ですがきっと、いや間違いなく、これから彼女はもっとたくさんの人に知られていき、更に評価され、そしてもっともっと凄い存在になっていくと思います。 彼女にはその資質があると思いますし、たくさんの努力も重ねていますし、そうなるべき存在だと思っています。 SUPER☆GiRLS のメンバーとしての活動はもちろん、映画やドラマ、雑誌やCMなど様々なシーンで活躍し、これからもたくさんの人を楽しませてくれるでしょうし、きっとこの先も彼女自身も楽しみながらそんな活動を続けていくのだろうと思います。 そんな様子を1人のファンとして見続けていくのは本当に楽しみですし、嬉しくもあり誇らしくもあります。 そして、またどこかでお会いできる次の機会を楽しみでなりません。 『トウキョウ・リビング・デッド・アイドル』 監督:熊谷祐紀
この日のイベント終了後、深夜帯にジャガイモンがツイッターにこの日の感想を投稿したところ、朝になってから 浅川 さん から返信の引用ツイートが来ました。 そこに書かれた言葉に、また改めての感動と感謝、そして 浅川 さん の大きな優しさを感じました。 映画の情報サイトでも、この日の上映と舞台挨拶の様子が紹介されています。 追記 26日のレポート公開直後、公開のお知らせをするツイートに対して、浅川 さん から更にメッセージを引用リツイートにて寄せていただきました。 重ねて、本当にありがとうございます。 |
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