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   「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2018」
トウキョウ・リビング・デッド・アイドル上映イベント 参戦レポート
 
   

今年の 夕張 を語るには、まずどうしても触れなければならないことがあります。

人との繋がりというものはどこが起点なのかと考えると、それはキリがないものになってしまうと思います。
現在のジャガイモンプロジェクトにおけるたくさんの方との御縁はそれぞれに起点があり、そしてそれぞれにきっかけがあると思います。

ですが、そのそれぞれの起点もやはりどこからか繋がった通過点であり、そこが全ての始まりかと考えると、それはそうではないと思います。


私が ジャガイモンプロジェクト の活動の中で初めてこの 夕張 での映画祭を訪れたのは 2014年 のこと。
今では定番となっている活動のひとつである 特別出張 の第1回がこの時でした。

それまではほぼ全てがインターネットの世界の中だけにとどまっていたジャガイモンプロジェクトの活動。
私自身が表立って第三者の前に直接出ていくこともなく、あくまでもキャラクターである ジャガイモン がメインの活動でした。

そんな中での、この夕張への訪問というのは、数年が経過した今振り返ってみてもやはり画期的なことであり、革新的なことでもありました。
そしてまたこの活動は、その後に続く多くの御縁や様々な出来事の起点ともなったものであり、この夕張訪問が無かったとしたら、ひょっとしたら今現在、ジャガイモンプロジェクトそのものが無くなってしまっていたかも知れないと言っても過言ではないと思います。

それほど大きな出来事であり、キーポイントであり、運命の分岐点だったのがこの年の ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 なのです。


「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014」 開催時のレポートはコチラから

   
   


私が2014年3月のこの映画祭に訪れたのには理由がありました。
それは、アリスインプロジェクト さん にお誘いをいただいたからです。


時間を更に約半年さかのぼって、2013年7月。
士幌町で開催された しほろっち夏祭り花火大会 に出演してくださったゲストは アリスインアリス
アリスインプロジェクト さん が運営しているアイドルユニットです。

まずここが アリスインプロジェクト さん と私との出会いでした。

また、この時に士幌まで来てくれたアリスインアリスのメンバー3人との交流も、この夏祭りをきっかけにスタート。
イベント終了後もツイッターなどを通じてやり取りを繰り返していました。


「第33回しほろっち夏祭り花火大会」 開催時のレポートはコチラから

   
   


この数ヶ月後、私の元に アリスインプロジェクト さん からご連絡が舞い込みます。
アリスインアリスのリーダー、高橋明日香 さん が出演する映画が夕張の映画祭で公開されるから是非来ないか、というものでした。

高橋明日香 さん に再会できるという喜びもあり、また、「 ぜひジャガイモンプロジェクト目線での取材をしてほしい 」 というお声がけをいただいたこともあり、このお話をありがたく受けさせていただくこととしました。

ジャガイモンプロジェクトとして士幌以外の場所で活動することも、このような現場に直接飛び込むことも、そして私がジャガイモンプロジェクトの活動の中で表立って私自身として活動することも、様々なことが初めての体験であり、まさに超異例の出来事。
半年前の御縁から、新しい何かが動き出した瞬間でもありました。


タレントさんと現場で直接交流することも、イベントを独自目線で取材してレポートをさせていただくことも、振り返って改めて考えてみるとこのイベント、この出張が大きなきっかけであり、そしてスタートだったのだと思います。
こうして アリスインプロジェクト さん から出てきた、” 取材 ” という一言は、今でもジャガイモンプロジェクトの活動の大きな柱ともなっています。

何かを取材しようとすると、どうしてもその事柄について深く見つめ、そして何かを発見しようと努力もします。
何かに気が付きたいと思いを巡らせますし、写真を撮ってみたり ( 撮れる場所と環境に限って )、忘れないようにメモもします。

当然、色々な方の話を直接聞くこともしますし、あとで色々と調べてみたりもします。

これは私自身にとっては、” 取材 ” であると同時に、ものすごく ” 勉強 ” にもなっているということは、最初のうちには気が付きもしませんでした。
が、その回数を重ね、そして自ら色々と経験をしていく中で、全てが自分自身、そしてジャガイモンプロジェクトにとっての ” 肥やし ” になり、そして ” 財産 ” になっていたのだと、私はしばらく経ってから気がつきました。


ジャガイモンプロジェクトにとって、何よりも大切なものは ” 御縁 ” であると、私は常々口に出していますが、同時にこれらのような ” 経験 ” というのも本当に大切なものであり、どちらも大きな大きな ” 財産 ” であると、何かを振り返った時に必ず思い知らされます。

そんな大きなキーポイントであり、そしてきっかけとなったのが、この2014年の ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 でした。


またこの年の映画祭では、その後へと続いていく大きな新しい出会い、そして御縁もいくつもありました。

前述のように、元々は アリスインプロジェクト さん にお誘いをいただいて、高橋明日香 さん との再会に向かった夕張。

ここでは、アリスインプロジェクト さん の映画、「 鐘が鳴りし、少女達は銃を撃つ 」 のワールドプレミア上映が行なわれ、同時に舞台挨拶がありました。
その舞台挨拶には、高橋明日香 さん 以外にも、同じく出演の、浅川梨奈 さん加藤里保菜 さん 、同作品の監督の 山岸謙太郎 監督 が参加しており、みなさんとはここで初めてお会いしました。

実はみなさんとここでお会いできるというのはかなり早い段階から確定していたため、私自身もそれぞれの方について色々とリサーチを行ない、ある程度の予備知識をつけてその場に臨んでいました。
が、私以外にも、ある意味では私以上に相手の予備知識を持った人がもう1人。
それが 浅川梨奈 さん でした。

浅川梨奈 さん はご自身がが好きだというアイドル・風男塾 さん とジャガイモンが普段から交流していたこともあり、かなり以前よりジャガイモンのことを知っていたとのこと。
その 風男塾 さん のメンバーのみなさんがジャガイモンについてこんなことを言っていたとか、缶バッジのことやツイッターのことなど、本当にかなり詳しくご存知でした。

また更にはここに来るまでの間、高橋明日香 さん からもジャガイモンについて色々と聞いていたそうで、お会いした瞬間に、「わぁ〜!いたぁ〜!」 と大声を上げて喜んでいただけたこと、そしてあの瞬間の衝撃は、何年も経った今でも私の記憶から少しも薄らぐことはありません。

そしてそんな直後に夕張のゆるキャラ・メロン熊に襲われ、本気で号泣していた姿も。
大興奮で大喜びしながら写真を撮っていた 加藤里保菜 さん との対照的な様子はとても印象的でした。


士幌で初めてお会いしてから約半年。
こんなにも早く、高橋明日香 さん と再会できたことはとても嬉しいことでした。

また当時、加藤里保菜 さん は高校3年生、浅川梨奈 さん に至ってはまだ中学2年生。
今改めて振り返ってみると、ここで彼女達に出会えたということは本当に本当に大きなことでした。

   


ここから数時間。
決して長い時間ではなかったですが、私は取材を兼ねたスタッフとしてこの上映イベントに参加させていただき、打ち合わせやリハーサルも含めてその全行程をご一緒させていただくと共に、今までに無い多くの貴重な経験をさせていただきました。

色々な意味で本当に夢のような時間であり、経験であり、そして御縁でした。


この前日夜には同作品のスタッフのみなさんの会食にも同席させていただきました。

山岸謙太郎 監督 を初め、作品のエンドロールに名前を連ねる制作に関わったみなさんとお会いし、交流をさせていただけたことはとても良い経験であると同時にありがたい御縁でもありました。


またこの席で、アリスインプロジェクト さん の 鈴木 主宰 とようやく初めて直接お会いすることもできました。

現在では何度もお仕事を一緒にさせていただく中で繰り返しお会いし、そして様々な経験を共有させていただいている 鈴木 主宰
この夕張で初めて対面させていただくに至るまでにも何度も電話やメールなどではやり取りしていたのですが、お互い東京と士幌という距離的な問題もあり、ここまではなかなか直接お会いすることが叶いませんでした。

前年の士幌での夏祭り、そしてこの映画祭をきっかけに、ここから アリスインプロジェクト さん とは札幌での演劇公演や各種イベント。
また、アリスインアリス のライブや他にも表立っては見えない部分でも、本当に多くの機会でご一緒させていただいています。

そういうことを考えると、やはりこの年の夕張というのはただ1回のイベントや活動というもの以上に意味もあり、価値もあり、そして大きな御縁だったのだとも思いますし、この出張があったからこそ今のジャガイモンプロジェクトがあると言っても全く過言ではありません。

   


更にこのイベントでは他にもその後へと繋がっていくとてもありがたい、そして貴重な出会いと御縁がいくつもありました。
その1つ1つを挙げていくとまた話が長くなってしまいますのでここでは割愛します。

ですが、この年この夕張にもし行っていなかったとしたら、この後のジャガイモンプロジェクトは今の形とは全く違っていたのではないかと本気で思えるものがここにはたくさんありました。



この後、高橋 さん とは約1年後に札幌でまた再会を果たすことができましたし、浅川 さん とも札幌で何度かライブの際にお会いできました。
加藤 さん とはまだ直接の再会はできてはいませんが、彼女は現在TBS系で放送していた 「 ランク王国 」 (2018.03.25 放送終了) のMCを務めており、そんなことを通じてSNSを介しての交流がずっと続いています。
ありがたいことにスタッフ関係者さんの間でもジャガイモンは随分と有名だと伺っています。

山岸 監督 とも現在に至るまで様々な形で交流をしていますし、ジャガイモン缶バッジのデザインをしていただくなどもしました。

スタッフの方々とも再会できた方、まだできていない方とそれぞれですが、みなさんからいただいた刺激や経験は今の活動へと間違いなく活かされていますし、そんなみなさんとの出会いが新しい御縁へと繋がったことも多数あります。


また、” 出会いが新しい御縁へ ” という点では、ここで 浅川 さん 、加藤 さん と出会ったことは本当に大きな意味があったと感じています。
浅川 さん が現在も所属し、加藤 さん も当時所属していた エイベックス さん のアイドルレーベル ・ アイドルストリートのみなさんとの御縁が、ここをきっかけに一気に拡大しました。

彼女達とはこのイベント後もSNSを通じて引き続き交流させていただいていますし、そんなことからこのアイドルストリートに所属する、もしくは過去に所属していた多くのみなさんとの御縁へとも繋がっていきました。
そしてその御縁はそんなアイドルの子達ばかりでなく、周りにいる多くのスタッフ関係者のみなさん、更にはファンのみなさんへと拡大していったと思います。

実際、この時の夕張でも彼女達を追いかけてきた数人のファンの方とも短い時間お話をさせていただいていたのですが、そんな方々ともその後に再会できたということが何度となくありましたし、直接お会いしたことのない方ともSNSを通じての交流へと発展するなどもしています。

御縁というものは実にありがたいものですし、ジャガイモンプロジェクトにとって本当に大切なものだと思えるのも、そんなたくさんのみなさんとのそれぞれがあるからこそです。



一方で、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 は、施設の老朽化や耐震問題、また諸般の事情などから私が行くようになってからここ数年だけを見ていても次第に縮小化しつつあるようにも感じられます。

会場数、スクリーン数も確実に少なくなり、限られた日程の中では上映本数も当然少なくなっていきます。
数年前まで使われていた施設が無くなってしまったり、使われなくなってしまったりと、改めて数年前と今年のプログラムを並べて比べてみても明らかに違いが分かります。

映画の上映ばかりではなく、トークショーや落語、他にも様々な催しがあった映画祭も、今年は随分と縮小した印象を受けました。


   


2014年に初めて私自身この映画祭に参加をさせていただいてからは毎年その度に自らにテーマを設け、目的を見い出し、そしてそれぞれの楽しみを抱えての参加をしていました。
が、今年に関しては当初はその ” 目的 ” という部分が見つけ出せず、正直なところ参加そのものを悩んでもいました。

そんな中、2月に入ってこの迷いを吹き飛ばすビッグニュースが!




浅川梨奈 さん の4年ぶりの夕張凱旋!
もうすでにジャガイモンプロジェクト的にも、「 行かない 」 という選択肢はどこにも無くなりました。

あの夕張で、あの 浅川梨奈 さん に再会できるということは、他のどの場所でどんな形で再会できることよりも、意味があり、そして想いがあります。

いざ5年目の夕張へ出発です。

   



今回のレポートも長くなりそうです。

まずは、今回の出張の一番の目的である、浅川梨奈 さん との再会。
そして、「 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 」 のワールドプレミア上映に関する部分を先に書いていきます。



浅川梨奈 さん 主演の、「 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 」 が、全国の映画館でのロードショーに先駆け、この夕張の映画祭でワールドプレミア上映されるのは、開催期間3日目となる17日の19時から。

場所は、今年も映画祭のメイン会場となる 合宿の里ひまわり
この会場で2番目に大きなスクリーンを抱える 武道場 での上映となります。


この 合宿の里ひまわり
私が昨年までに経験した4回の映画祭では、途中までは関係者の宿泊施設に使われていましたが、ここのところはメイン会場として使用されています。

ですが私自身、実はこれまでにこの会場での映画の上映はまだ体験したことが無く、場所や様子はわかっていても、その会場内の具体的なものには直接触れたことがありませんでした。

そのような事情から多少の不安と疑問もあり、当日は上映時間よりはるかに早い午前中に現場入り。
実際に 武道場 の直前まで行ってまずは動線などを確認しつつ、その場にいたボランティアスタッフの方に、会場へ入る前にはどこに並べばいいのかと質問するなどして、具体的なこともしっかりと把握に努めます。

この時点で上映が始まるまでまだ8時間以上。
それでもこの時点で自分自身の中の不安と疑問を解消できるというのは大きなことです。


   


今回の上映に合わせて、熊谷祐紀 監督 と、キャストの 浅川梨奈 さん尚玄 さん の登壇と舞台挨拶が2月初旬のうちに発表されていました。

映画の公式ツイッターによると、当日の一行は14時過ぎに会場に到着。
これに先立って映画祭初日から現場入りをしていた 尚玄 さん とも合流されたとのことでした。




一方で私はこの時間の頃には他の会場で映画の鑑賞を楽しんだりしていましたが、15時過ぎには 合宿の里ひまわり の2階にある休憩所に戻ってちょっと休息。
会場の 武道場 では、「 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 」 の1本前の作品が17時から上映されるとのことで、この入場待ちの方々が会場に入った頃を目安に並ぼうと思っていました。

そんな中でツイッターをチェックしてると、これまでに何度か別の現場などでお会いし、今回も来られると把握していた方が到着したとの報が。
休憩所を出て見に行くとすでにお1人で 武道場 の前で待たれていたため、私もすぐに荷物を持って一緒に並ぶことにしました。

上映まではまだ2時間以上。
それでもその先に楽しみなこと、待ちに待ったものがあるのであればそんな時間は全く長くなんてありません。


少しすると改めて会場のボランティアスタッフの方から、「 こちらに列を作ってください 」 という具体的な指示があり、その時点でこの場に来ていた4人で移動。
武道場 への動線が別の会場への動線と一部重複していることもあり、混み合うことを避けるためにそこから少し離れた場所で改めて列を作りました。

ここからしばらくの間はみなさんと色々と話をしながら過ごします。
時間が経過するにつれ、少しずつ列が長くなっていきましたが、前述の方以外にも、過去の別の機会にお会いしたことのある方や、初めてお会いした方でもジャガイモンのこと、ジャガイモンプロジェクトのことを知っていてくださる方ばかりで、このような機会での出会いや御縁というのは本当に嬉しいものです。

そんな方々は、北海道内の方もいらっしゃいましたが、飛行機やJR・バスを乗り継いだり、レンタカーを使うなどして遥々遠方から来られた方も多数。
みなさんから伺える話やその行動力からはそれぞれの想いや情熱を感じます。
間違いなく本当に素敵なファンのみなさんです。

中には、映画のポスターの画像を大きく引き伸ばしてリュックの背中に張り付けて移動してきたという方も。

また、浅川 さん の所属する SUPER☆GiRLS のCDを持って来られていた方もいらっしゃり、私もその中から数枚をいただきました。
以前にもこのような状況に遭遇したことがありますが、こうしてCDを持参している方は、それがいらないからとか余っているからという理由で配っているのではなく、” たくさんの人に聴いてほしい ” ” 彼女達の良さを知って欲しい ” という想いで配られているのだという話を聞いたことがあります。

このようなみなさんの行動の1つ1つには本当に深い愛情を感じます。


   


更にしばらく時間が経過して、ついに入場となったのは 18:40 を過ぎた頃。
直前にはボランティアスタッフの方から、しばらく並んでいた場所から 武道場 のすぐ前へと移動するように指示されており、「 入場開始です 」 の声と共にチケット ( 映画祭期間中、ほぼ全ての作品で有効のパスポート ) を提示し、ようやく 武道場 の中へと入りました。


会場の中は中央、右、左と通路を挟んでイスが各5脚ずつ横に並び、それが後ろへと約10列。
全部で150脚ほど並べられています。

私もみなさんと一緒に会場の中へと流れ込み、そしてほぼ中央の最前列を確保しました。
まずは最初の目標をクリアです。


   


19:00。
定刻になると前方のスクリーンの前に設けられたステージに、MCの 土上明子 さん が登壇。
まずは上映後に舞台挨拶があることや、写真撮影が禁止であることなどの説明があり、そしてついに待ちに待った 「 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 」 の上映スタートです。


今後、通常の映画館での上映を迎える作品です。
ネタバレを避けるためにも具体的内容に関しては一切触れません。


   
(ポスターはクリックで拡大します)


上映時間にして約82分。
大きなスクリーンに映し出される 浅川梨奈 さん は、私の目には1人の女優としての彼女の存在感だけではなく、本当に大きく、そしてキラキラと輝いて見えました。

上映が始まって早々、スクリーンいっぱいに広がる 浅川梨奈 さん の姿に、私は体が震えるのを感じると共に、自然と涙が出てきました。
まだ始まったばかり、そしてまたまだ感情を揺さぶられるようなシーンではなかったかもしれませんが、そこに広がる光景は私自身の涙腺を刺激するには十分すぎるものだったのかもしれません。


作品も最後の最後までハラハラドキドキさせられる内容で、そのストーリーや展開もとても楽しむことができました。

また、登場してくるキャラクターも魅力的な人ばかりで、これもまた見所。
1回観ても楽しめると思いますが、複数回観ることでもまた色々な楽しみ方のできる作品だと感じました。

劇中、そしてエンディングで流れる曲にも注目です。
ファンの方は特に必聴です!


スクリーンにエンドロールが流れ、そして会場が明るくなると、みなさんからは大きな拍手が沸き起こり、そしてそれが1つの響きとなってその場を包み込みました。

そんな響きが続く中、再びステージにMCの 土上 さん が登壇。
続いて、呼び込まれる形で、熊谷祐紀 監督 、浅川梨奈 さん 、尚玄 さん も登壇しました。


前回 浅川 さん と直接お会いしたのは2年半ほど前。
久々に私の目の前に立っている 浅川 さん はあの頃よりも更に世間の注目を大きく集め、大きく大きく成長しています。

映画の主演女優として4年ぶりにこの夕張に再び降り立ち、そして堂々とステージの中央に立っているその姿は、本当に眩しいものでした。
4年前のあの時の記憶と、今目の前に立っている現実の姿とを重ね合わせると、より一層に嬉しくもなりますし、それは大きな感動でもありました。


登壇直後の、浅川 さん は表情が少し硬く感じられました。
ですが自らが主演するこの作品の初めての上映を会場後方から確認したこと、そして彼女自身の性格や感情を考えると、彼女の心の中に何が起こっていたのかはある意味容易に想像がつきます。
だからこそ、少し硬い表情のままに深々と頭を下げる彼女の様子にも、私はまた涙を押さえることはできませんでした。


「 自分の身長より高い雪をひさしぶりに見ました。4年ぶりに夕張に来られてすごく嬉しい 」 という言葉には、あの4年前の記憶が蘇ってきました。
そして、自身の成長と共に様々なものを乗り越えて再びこの地にやってきたという現実には、ある種の感動を覚えました。

「 (劇中の役の) 神谷ミクと浅川梨奈が被らないように意識しました。普段の私を知ってる人は私があんなにアイドルアイドルしてるところを初めて見たんじゃないかと思います 」 という話には、MCから、「 こんな浅川梨奈さん初めて見たよという方? 」 という振りがあり、こちらで見ている我々は一瞬の間を置きつつも一斉に挙手。
そんな様子を見た 浅川 さん が、「 いつも空気を読んでくれてありがとう 」 と反応すると会場は大きな笑いに包まれました。

撮影中の話として、「 私は台風を呼べるようになったなと実感しました 」 という話から、更に、「 もともと何か楽しみなことがあったりすると台風にあたってしまうことが多かったんですが、撮影期間はたった1週間だったのに初日と最終日に台風が2回も来てしまった 」 とエピソードを公開。

また、撮影現場の雰囲気について、「 監督がこんな感じで本当にほんわかしていて優しい方なんです。映画の現場は空気がピリピリしてしまうこともありますが、今回は一切そういうこともなくて、ずっと笑いながら撮影を楽しめました 」 と、熊谷 監督 の人柄について話してくれました。

更に、未解禁の情報をうっかり漏らしてしまった 熊谷 監督 の言動に対しては、「 みなさん聞かなかったことにしてくださーい。お耳シャットアウトです! 」 とすかさずフォローに入り、その場を 浅川 さん らしく丸く収めるなどもしました。


最後には、「 みなさん、改めまして浅川梨奈です。今日は映画をご覧くださり本当にありがとうございました。映画は6月から公開ということでまだちょっと先のことですが、ツイッターなどで宣伝していただけたら嬉しいです 」 とコメント。
「 タグは 『 #TLDI 』 で 」 と指定もありました。


この最後のメッセージの冒頭で、浅川 さん は、「 改めまして浅川梨奈です 」 と、もう1度名前を言いました。
これは私は本当に素晴らしいことだと感じます。

ファンの人だけが集まるイベントとは違い、このような映画祭の場合はそれぞれのキャストの人を目当てにこの場所に来る人もいれば、映画祭で上映される作品の1つという感覚で、映画そのものを純粋に観に来る人もいます。

その現場には、浅川 さん に限らず、目の前に立っているキャストやスタッフの方の名前を知っている人知らない人、またその人が普段はどんなことをしているのかを知っている人知らない人、色々な人がいると思います。
そこでしっかりと自らの名前を改めて名乗り、目の前の今メッセージを伝えるべき人に対してしっかりと物事を伝えられるというのは本当に素晴らしいことだと思います。

また、イベント中に何度か頭を下げてこちらに向かって礼をする時も、毎度必ずまずは正面を見据え、そこから腰を折り曲げて頭を深々と下げ、その状態を数秒キープしてから元に戻っていました。

浅川 さん が所属する SUREP☆GiRLS が属する iDOL Street のタレントさんはライブなどの時でもみなさん本当にしっかりと このような事を徹底していると思いますし、いい意味で日常化していると感じます。
本当に素晴らしいことだと感じますし、誰の目から見ても好感を持てます。

また、浅川 さん のこの行動は、ただ昔からやっていることの繰り返しではなく、毎回の1回1回に心がしっかりとこもっているのがこちらから見ていて伝わってきますし、だからこそ見ている側の心にも想いが届きます。


ただ可愛いだけじゃない、ダンスが出来て歌が出来るわけじゃない、グラビアで活躍しているだけじゃない、演技が上手いだけじゃない。

浅川 さん が様々な場面で活躍し、次から次へと声がかかっていくというのは、仕事に対する真摯で一生懸命な姿勢や、周りに対する気配り心配り。
更には臨機応変に周りの状況に対応できる力や、重ね続ける努力、そしてこのようにその場その場での全てのことに対して心を込めて行動を出来るということが、彼女自身の次へと繋がっているのであろうと心から思います。



振り返ってみると、4年前にこの夕張で 浅川 さん に初めてお会いした時もそうでした。

当時はまだ中学生だった彼女。
仕事の時間を外れると、メロン熊が近くに来ただけで号泣してみたり、スタッフの方に雪玉を投げつけてみたり、みんなでキャッキャと楽しそうに、そこにはまさに中学生らしい女の子の姿がありました。

ですが、作品の上映に付随していたトークショーの打ち合わせ等が始まると、スイッチが入ったかのように表情からギュッと引き締まり、そして本番は更にスイッチが入った彼女の姿がとても印象的でした。

あの時もまさに ” この人はプロ ” だと感じました。


その後も何度かお会いはしていますが、改めて4年が経過してこの夕張で再会し、あの時と少し似たような状況で迎えた今回。
そこにはこの4年の時間で様々な経験を重ね、色々なものを学び、そして更に大きく成長した彼女がいました。

この3月で高校を卒業する18歳の女の子ですが、そこにはもう単純に年齢などでは評価できない、” プロ中のプロ ” の姿がありました。

本当に素晴らしいことだと思いますし、私自身も4年前をあの現場で一緒に経験させていただいたからこそ、それは大きな感動へと繋がり、降壇前の最後に改めて深々と頭を下げる彼女の様子には、私は大きな涙を我慢することが出来ませんでした。



熊谷 監督 は、「 普段はゾンビ映画を観る方ではないし、作ったこともなかった 」 と語りつつも、「 今回たまたまお声かけをいただいた。浅川さんはじめ、キャストのみなさんの頑張りでなんとか形にすることが出来ました 」 とコメント。
また、「 ちょっと笑えて泣けるゾンビ映画を作ったつもりです 」 という話をされていましたが、随所にちょっと笑えるネタが用意されていたり、主役の 神谷ミク の揺れる想いと一生懸命な姿に泣けるシーンがあったりもします。

登場人物の描かれ方にもそれぞれの魅力が伝わり、どのシーン、どの人物からも目が離せない82分間でした。


登場人物の魅力という点では、同じく舞台挨拶に立たれた、犬田満男 を演じた 尚玄 さん も本当に素敵な役者さんだと感じました。
沖縄出身でエキゾチックな雰囲気も持ち合わせた 尚玄 さん は誰の目から見てもかっこいい。

そんな 尚玄 さん は10年ぶりの夕張だったそうですが、劇中でもかっこいいながらもまた別の表情も見られ、大いにその魅力が伝わってきました。



” アイドル ” と ” ゾンビ ” が融合した、ガールズアクションゾンビムービー 『 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 』 。
観劇を終えてからも、「 あそこはなぜあんな形で描かれていたんだろう 」 「 〇〇はどうしてあんな風になってたの? 」 と色々と考え、そして想いを巡らせることのできるような作品でした。

私もまだまだ気になるポイント、改めて観てみたいポイントがたくさんあります。
全国ロードショーになったら、またぜひ劇場で鑑賞したいと思っています。




舞台上の3人が降壇し、この上映と舞台挨拶は終了です。

この後、同じ会場では次の作品の上映準備が始まるため、すぐに退出しようとしていたのですが、ここで私を呼び止める方達が。
この出来事に関してはこのレポートの後半で改めて触れますが、とにかくそんなことで会場からの退出が少し遅くなってしまいました。


一方その頃、会場の外、入口のところでは私の知らないうちにある出来事が起こっていたと、後になって知りました。

舞台から降壇し、先に退出したはずの 浅川 さん が、入口のところで、(あとで聞いたところによると) 私が出てくるのを待っていてくださっていたとのことでした。

私自身も当初の予定ではそんなタイミングで 浅川 さん に対して声をかけよう、改めてご挨拶をしようと思っていたのですが、予定外の出来事にそのタイミングを逸しました。
そしてそれは結果的に図らずも会場から出てくるファンのみなさんを 浅川 さん がお見送りするような形になったとのことでした。

私が会場から出たところ、それまで一緒に観ていた 浅川 さん のファンの方や他の人からも、「 浅川さん、今までここで待ってたのに! 」 との報告が。
そんな衝撃の一言に、私は大慌てで辺りを探しましたが、浅川 さん の姿はありません。

周囲の人の聞くとまだ外には出ていないようだとの情報でしたので、ひとまずは唯一の外への動線である会場のロビーで待っていると、数分もしないうちに 浅川 さん がそんなところへとやってきました。


「 浅川さん! 」 と、こちらから声をけると、「 いた! 探したんですよ〜! 」 と、嬉しい一言。
どうやらお互いに考えていたことは同じだったようで、ちょっと人混みを離れ、改めてご挨拶をさせていただきつつ、持参したお土産も直接渡すことができました。

少しの間色々とお話もさせていただきましたが、やはりこの夕張の地で彼女に再会できたということ、改めて映画の主演女優としてこの場に戻ってきた彼女にこうして会えたということは本当に嬉しいことであり、恥ずかしながらこの場で泣きそうになってしまいました。


4年前の彼女との初めての出会い、それからの御縁、そして今。
私自身にとっても、ジャガイモンにとっても、ジャガイモンプロジェクトにとっても、浅川梨奈 さん という存在は本当に大きく、ありがたく、そしてとてもとても大切な存在です。

ジャガイモンのツイッターでは、彼女自身を例える時、” 女神様 ” というキーワードが時折登場しますが、これは大袈裟でも誇張でもまた変な意味でもなく、全てにおいて本当に彼女は真の ” 女神様 ” だと認識しています。


浅川 さん を取り巻く環境や置かれた立場というのは、4年前のあの頃とは明らかに違います。
それでもなおいまだこうして、お会いするたびに必ず時間を取って挨拶をしてくれる彼女には、本当に頭の下がる想いでもあり、だからこそこれからも彼女に対して色々としてあげたい、何か力になれることがあればといつも考えています。


また、” お会いするたび ” という点では、彼女が毎回必ず言ってくれることがあります。
それは、「 一緒に写真撮りましょう! 」 ということです。
これもまた、彼女の周りを気遣う心だと思います。
本当にありがたいことです。

私自身はこのような状況で撮った写真に関しては必ず、このような形でのレポートで使っていいかという確認を取りますが、その際にも、「 ぜひどうぞ 」 と一言。
そんなことで今回もありがたく掲載させていただきます。




この後、彼女達一行は会場から移動する車両がすぐに到着せず、結果的にしばらくロビーで待つことになりました。
浅川 さん は、メイクの ユミウノ さん と共に、まだロビーに残っていたファンの方々と立ち話。
一方で私はスタッフさんや 尚玄 さん ともお話をさせていただくなどし、少し間を取ってからその輪に再合流しました。

ここからはどれくらいの時間だったでしょうか。
数分ではないくらいのなかなかの長時間、移動の車両が来るまでの間、みなさんで色々な話で盛り上がりました。
ただし、ここでの話や出来事は、いわゆる ” 公式 ” ではないので、その場にいた人だけのものにしておきます。


後になってその場にいた 浅川 さん のファンの方のツイッターにこんなツイートを発見しました。
「 浅川現場史上サイコーの神現場になりました 」 と。

ファンの方にとっても、まさにそんな時間、そんな経験になったのだと思いますし、移動してくるだけでも大変であろうこの夕張にやって来た ” 甲斐 ” があったのではないかとも思います。

普段行われる様々なイベントやライブなどではなかなかあのような状況、そして時間というのはありえないと思います。
ファンの方々にとってはまさに ” 神現場 ” ” 神イベント” だったと思いますし、そこには 浅川 さん の ” 神対応 ” がありました。

最後は到着した移動の車両へと吸い込まれていく彼女の後姿をみなさんと一緒に最後まで見送り、浅川 さん と過ごした今回の夕張の時間は終了です。

直後、ファンのみなさんと一緒に顔を見合わせた時、そんなみなさんが本当に幸せそうな表情をされていたのがすごく印象的でした。
その場にいる人みんなが笑顔になれる、そして幸せになれる時間を 浅川 さん が提供してくださいました。


この後はまだロビーに残っていた、尚玄 さん や 熊谷 監督 とも一緒に写真を撮っていただくなどし、私も会場から移動しました。


   


前回 浅川 さん とこの夕張でお会いしてからは約4年。
最後に札幌でお会いしてからもすでに2年半。
ですがまたきっとこの夕張で 浅川 さん に再会できるような気がしてなりません。

その頃には今よりも更にもっと注目が集まり、こうしてご挨拶をさせていただけるような状況にすらないかもしれません。
ですがそれはそれで、それだけ 浅川 さん が大きくなっていっているということにもなるわけで、ある意味では寂しくもありつつも、ある意味では楽しみでもあり、嬉しくもあることでしょう。


ファンの方々や、私などのような者の目線や感覚からはなかなか見えづらいものになっているかもしれませんが、” 浅川梨奈 ” という1人のアイドル・タレント、そして1人の女優の存在は、世の中にはどの程度認識され、そして知っていただけているのでしょうか。
きっとまだ、「 知らない 」 という人も少なくはないのではとも思います。

ですがきっと、いや間違いなく、これから彼女はもっとたくさんの人に知られていき、更に評価され、そしてもっともっと凄い存在になっていくと思います。
彼女にはその資質があると思いますし、たくさんの努力も重ねていますし、そうなるべき存在だと思っています。

SUPER☆GiRLS のメンバーとしての活動はもちろん、映画やドラマ、雑誌やCMなど様々なシーンで活躍し、これからもたくさんの人を楽しませてくれるでしょうし、きっとこの先も彼女自身も楽しみながらそんな活動を続けていくのだろうと思います。

そんな様子を1人のファンとして見続けていくのは本当に楽しみですし、嬉しくもあり誇らしくもあります。
そして、またどこかでお会いできる次の機会を楽しみでなりません。



『トウキョウ・リビング・デッド・アイドル』  監督:熊谷祐紀

こちらの画像は、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭実行委員会及び、プレスセンターを通じて正式な許可・許諾の元に使用しています。
一般の方の二次利用は固くお断りいたします。



「トウキョウ・リビング・デッド・アイドル」公式サイト



この日のイベント終了後、深夜帯にジャガイモンがツイッターにこの日の感想を投稿したところ、朝になってから 浅川 さん から返信の引用ツイートが来ました。

そこに書かれた言葉に、また改めての感動と感謝、そして 浅川 さん の大きな優しさを感じました。





映画の情報サイトでも、この日の上映と舞台挨拶の様子が紹介されています。

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追記

26日のレポート公開直後、公開のお知らせをするツイートに対して、浅川 さん から更にメッセージを引用リツイートにて寄せていただきました。
重ねて、本当にありがとうございます。







レポート後半は、『 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 』 関連以外の内容です。


ゆうばり国際ファンタスティック映画祭
私は今年で5年連続の参加となりました。

昨年は深夜のうちに現地入りし、宿泊可能の ユーパロの湯 という温泉にて朝までお世話になりましたが、この施設は昨年秋から休業となってしまったとのこと。
映画祭期間は夕張市内で宿泊を確保するためにはかなり早い段階から手配をしていなければならず、また料金もそれなりの具合になっています。
そんなこともあり、今年は朝一番で出発して早い時間に現地入りできる行程で動くこととしました。


今年の 夕張 への道のりは、私のように車で移動する分には昨年よりも半月程遅い開催ということもあって道も非常に走りやすく、とても楽な移動をすることが可能でした。

ですが一方で遠方から来られる方にとっては、例年以上に大変なものだったようです。

北海道の広域にわたり1週間ほど前に降った大雨と雪解け水はまだ雪の残るこの季節の多くの地域に大小の被害をもたらしました。

この夕張近郊では、特急の停まるJR新夕張駅から、映画祭が開催される地域のJR夕張駅の間を走る夕張支線の一部の箇所で線路が冠水。
土砂の流入などもあって復旧がこの映画祭に間に合いませんでした。

この間、JRの代替輸送としてジャンボタクシーやバスの運行が行なわれていましたが、本数や時間などの面でも利便性は決して良いとは言えない状況となってしまいました。


   


またこれ以外にも映画祭期間中は札幌市内などからも臨時バスが運行されているものの、やはり普段行き慣れないところに公共交通を乗り継いで行くというのは大変なものです。
私が今回お話を伺った方の中にも、「 バスを乗り継いで来た 」 「 送迎とセットになった宿泊パックを利用した 」 という方がいらっしゃいましたが、みなさんそれぞれ苦労されて現地入りされたようです。


また一方で、JR新夕張駅と夕張駅の間の夕張支線は2019年4月1日での廃止が決定しました。

そうなると、この映画祭に来るのにJRで現地まで来られるのは来年の1回のみとなるでしょう。
再来年からはJR廃止後に導入される予定の、新夕張駅からの代替バスのみとなるはずです。

誤解を恐れがに書くとするならば、今年のこの状況というのはJR廃止後のテストケースにもなったのではないかと思います。
映画祭の運営本体やこれに協力体制を布く行政が、今年の人の流れや具体的にどんなことが起こり、どんな具合だったのかということをどれだけ把握できるかは大事だと思いますし、それが次へと繋がっていくとも思います。


交通の利便性は例年以上に落ちていましたが、それでも今年も朝の早い時間から多くの人の姿があちらこちらにありました。

それはこの夕張にこの映画祭に、どんな苦労をしてでも行くべき魅力がある、どんなに大変でも行きたい理由があるからに違いありませんし、主催者側がそれだけの魅力を作り、そして発信しているからに違いありません。



この映画祭、今年は初めて札幌にサテライト会場を設け、期間中そちらでも映画の上映が行なわれました。
ですが夕張の会場を見回すと、昨年まで徐々に減っていた会場数、スクリーン数が今年は更にグッと少なくなり、会場自体も 合宿の里ひまわり にほぼ全てを集約するという形となっていました。

主催者側の話を伺うとこれは、「 縮小したという意見も聞こえるが、サテライト会場も新設し、発展的な形で迎えた今年 」 ということであり、また、「 これで会場が1ヶ所に集約したことで移動が楽になったはず 」 という話も、私がいた期間の中で何度となく聞こえてきました。

また、この期間中は映画祭を開催している夕張の本町で、合宿の里ひまわり、ホテルシューパロ、ホテルマウントレースイ、共生型ファームの4ヶ所を回る無料の巡回バスが運行しています。
その為、各会場や駐車場などの間の移動は可能ですが、それでもやはりサテライト会場は札幌であり、ある意味では全く別の物。

この夕張に来て映画祭を楽しもうという人にとってみれぱ、今年の映画祭はプログラムを見ただけでも少し寂しい感じがしたのではと思いましたし、夕張で体験している限りではその ” 発展的 ” というものを私は直接感じることはできませんでした。



私はこの映画祭に参加するにあたり、まずはいつも車をホテルマウントレースイ前の指定駐車場に停めます。
今年も例年通りに同じ駐車場に停め、ホテルの前から出る巡回バスをしばらく待った後、ようやくメイン会場の 合宿の里ひまわり へ。

時間はまだ 10:30 頃。
この時間の天気はあまり良くなく、雪も少し降っていました。


   
   
   


この後はレポート前半に記述のとおり、夜の 『 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 』 の上映に向け、場所や事情を把握しに 武道場 へ。

それが終わってからはまずは外に並んで屋台で腹ごしらえです。
初日の昼食 (朝食!?) は、焼きソバと甘酒。

「 せっかく遠くまで行ったんだから、その地域のものを食べればいいのに 」 ということもよく言われるのですが、今回の私の目的はあくまでも ” 映画祭 ” です。
であるならば、その会場にあるもの、そこで食べられるものが私にとっては何よりの御馳走なのです。

外はまだ寒かったですが、それでもテーブルやイス、そしてジェットヒーターの設置されたテントも用意されており、寒いどころか暑いくらいの環境でゆっくりと食事をすることもでき、これは至って快適です。


   
   
   


食事の後はこの会場の4階にある 研修室 へ。
12:00 から上映の始まる 「 インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門 」 の 「 プログラム2 」 を観ることとしました。

この映画祭ではショートフィルム作品も多く上映されますが、それらは数本がセットになって上映されます。
今回の上映は5本がセットになったものでした。

上映開始15分くらい前の開場時間と共に、アンケート用紙を受け取って入場。
席に着いてつい先ほど購入した公式カタログを見ながら今年最初の映画の開始を待ちました。


   


実は私はこの映画祭で映画を観る以外、特別な理由がある時を除いて普段はほとんど映画館では映画を観ません。
ですが、この映画祭で映画を観るのは大好きです。

例えば全く同じ作品を観るとしても、この映画祭で観るのと映画館で観るのとでは、私にとってそれらは全く同じではありません。
とは言っても作品自体は基本的には同じで、違う点といえば映画祭で公開のものには全て英語字幕 (英語作品には日本語字幕) が入っていることくらい。

一番の違いは、この夕張では上映後 (一部作品は上映前にも) に、監督スタッフの方や出演している方の舞台挨拶があることでしょう。
短編でも長編でも、ほとんどの公開作品で誰かしらの登壇があり、そして色々な話を聞くことが出来ます。


2014年にこの映画祭に初めて参加した時、それまで10数年の間、全く映画館で映画を観ていなかった私の感性や想いをひっくり返すような出来事がありました。
それがこの舞台挨拶だったのです。

その年、私が初めてこの映画祭で観た映画には、上映前と上映後に、長い時間を取っての舞台挨拶がありました。
金子修介 監督 作品の、『 少女は異世界で戦った 』 というアクション映画でしたが、金子 監督 をはじめ、主演を務めた女優さんや、その脇を固めた役者さんも含めて7人の方が登壇。

映画撮影の裏話やエピソードなど、その作品や役者さん、また作品自体の作り方に対して興味が出てくる話をたくさん聞くことができました。

そんな話をある程度聞いてから観る作品、そして見た後で更に聞ける話。
私自身、 「 映画ってこんなに面白いものなんだな 」 と改めて、いや初めて気が付かされた出来事だったのかもしれません。
それは私にとっては1本の作品に対する視点すら変わってしまうような、本当に大きな衝撃でもありました。

耐震化や老朽化などの問題から今はすでに閉鎖となってしまった当時のメイン会場、アディーレ会館ゆうばり での出来事でした。


   
   


この映画で主演を務めた4人の女優さんの中に、武田梨奈 さん がいました。
武田 さん はちょうどこの頃から放映された、頭で瓦割をするTVCMで注目を集め、この映画祭の直後あたりから随分とテレビでも見かけるようになりました。
また、アクション女優としても評価が高く、短期間に国内外で数本の映画に主演するなどしました。

翌2015年のこの映画祭では ニューウェーブアワード を受賞。
更に翌年には同じくこの夕張で映画祭の審査員も務めるなどもされています。
また、その後も映画界だけではなくテレビドラマでの主演も務められています。

私も2015年に会場でお会いし、トークショーなどを拝見するなどした上で、更に直接交流もさせていただけました。


   


他にも同作品で主演を務めた4人の中には 清野菜名 さん の姿も。
清野 さん もこの直後からTVCMに多数起用されるなどし、映画やテレビでもよく見かける存在になっていきました。
特に2017年にはテレビ朝日系ドラマ 「 トットちゃん 」 で主役の黒柳徹子 を演じ、世間に広く知られる存在となりました。


このように、1本の映画に直接付随する舞台挨拶やトークショーなどを楽しむことでその作品自体により魅力を感じることもできますが、目の前で直接観た人、交流した人が後に世間から注目される存在になっていくというのもまたとても嬉しいことであり、楽しいことです。

これが、私がこの映画祭で映画を観るのが好きになった理由の1つであり、この映画祭自体が好きな理由でもあります。


また、他の理由として。
映画館で自ら映画を観ようとする場合には、多くの作品の中から自分が ” 観たい ” と思うものを、事前にリサーチした上で観るという流れがごく普通の流れだと思います。

好きな役者さんが出ている作品、前作が面白かったものの続編、テレビドラマのスピンオフ ・・・ 。
その選択肢は様々であり、かつ自由だと思います。

一方で、この映画祭で映画を観るにあたっては、大前提としてその選択肢に限りがあります。
例えば自分が開催期間中のどこか1日だけ参加できるものとして、朝からどの作品を観ようか悩んでも、その選択肢はわずか数本でしかありません。
プログラムの一覧を目で追っても全く知らない作品が並んでいたり、監督や役者さんの名前を見ても、自分の中の記憶の中に重なる名前が1つもない場合だってあります。

この映画祭の楽しみ方というのは人それぞれだと思いますが、私の場合は特別な例を除いては、開催期間中でも実際に現場にいられるのは1日程度。
そんな中で、今年のように最優先すべきものがあれば、その時間は当然そこに時間を割きますが、それ以外の時間帯ではさほど予備知識も持たないままに、直感のみに頼って上映会場に飛び込んだりします。

結果としていつもの自分の感性とは違うもの、普段であれば選択しないであろう作品と出会えることも多々。
そうすることでこれまで自分が経験したことのないような全く新しい作品と出会えるというのはとても面白いことであり、それもまたこの映画祭を体験するという魅力だと思っています。

少し生意気なことを言うのを許してもらえるならば、それだけ数多くの作品を観れば、中には頭の上に ” ? ” が浮かんできてしまうような作品と出会うこともあります。
ですが、それでもその ” ? ” の向こう側には、やはり自分自身の中にそれまでなかったような新しいものがあったりするわけで、それはそれで楽しいものです。

観たい作品を選んでから自らの足で映画館に行くという流れの中ではこのような出会いというのは生まれないと思います。
自分の好みに合った作品、自ら熟考して選択した作品を観るというのは間違いなく楽しいことでしょうが、私はいつもこの映画祭で、そんな ” 不意の出会い ” も楽しみにしています。


そしてもう1つ。
前述でも少し触れましたが、この映画祭では作品を作る側と観る側との距離がものすごく近く、そんなみなさんと直接触れ合える機会も少なくありません。

上映直後の会場のすぐ外でであったり、売店や休憩所、トイレやロビー ・・・。
アチラコチラに作る側の人が不意にたくさんいます。

そんなみなさんとの直接の触れ合いというのは、普通の映画館ではなかなか体験できるものではありません。
この触れ合いも、この映画祭の魅力だと思います。


このように、ここには ” 非日常 ” がたくさんあり、この映画祭だからこそ楽しめることがたくさんあります。
だからこそ私はこの映画祭で映画を観るのです。



この 「 プログラム2 」 は5本合せて70分弱。
更に立て続けに、同じく、 「 インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門 」 の「 プログラム1 」 を鑑賞。
こちらも5本合せて70分弱。

いずれも本数分一気に上映があり、その後に監督や役者さんの登壇がありました。

5分程度の作品もあれば30分近いものもあります。
経験豊富な監督さんもいれば学生監督さんもいます。

作品の内容も様々で、事前の全く予備知識を持たないままに目の前で始まるものは全く予期しない展開や作風に溢れています。
作る人も、完成した作品も本当に多種多様だからこそ、その後の舞台挨拶で聞ける話にも興味が掻き立てられます。

話し慣れた饒舌な人もいれば、大勢の目に晒されて緊張感に溢れる人もいます。
監督だけが登壇する作品もあれば、役者さんも連れ立って大勢になったグループもあります。

例年、小規模会場の舞台挨拶の司会は学生ボランティアが代わる代わる務めています。
数年見ている中にはなかなか口下手でうまくその場を廻せない司会者もいたりもしましたが、今年はその点ではその場で繰り広げられる話に比較的臨機応変に対応できている司会者が多かったのが印象的でした。

時間の都合によっては我々の側からも質問をする機会のある場合もあります。
また、舞台挨拶が終わった直後には挨拶をする側も観る側も全く同じ動線を通って会場を退出し、そして同じロビーに出るために、その場で色々と交流を楽しむことも可能です。

一緒に写真を撮ったり、サインを貰ったり、話をしたり。
みなさんの様子を見ていると、そんな ” 非日常 ” を楽しみにしている人が少なくないというのがわかります。


   


ここまでですでに短編作品を10本。
ちょっと疲れたので一旦休憩することにしました。

昨年までの映画祭で、私が気になっていたことの1つに、「 休憩するような場所がほとんどない 」 ということがありました。
ですが今年はこの 合宿の里ひまわり の2階に、 休憩所 が用意されていました。

この 休憩所 。
実は去年もあったのかもしれません。
ですが、私は全く知りませんでしたし、今年に関してもごくごく近くまで行かないとそんな表示も案内も一切ありませんでした。

去年もあったけれど私が気が付かなかっただけかもしれません。
ですが、今年に関してもそんな休憩所の存在に気が付かなかった方は少なくないようで、1階のロピーなどでは立ったままで時間を潰したりしている人の数は非常に多かったのですが、2階の休憩所はいつ来てもガラガラ。

「 アレ? ここって実は関係者専用だった? 一般の人って使っちゃダメなところだった? 」
と思えるほどではありましたが、入口にもどこにも、「 関係者専用 」 のような表示は無かったため、この時間に限らず今回の行程2日間の間で何度となく自由に使わせていただきました。

やはりこういう場所って絶対に必要だと思います。


   


この続きはまたレポート前半の、『 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 』 関連へと続きます。




『 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 』 鑑賞後、浅川 さん 達一行が会場から出発するのを見届け、私も再び巡回バスに乗り、夕張駅の横にあるバリー屋台で降車。

そのすぐ横の広場ではこの映画祭の土曜の夜恒例の ストーブパーティー が行なわれており、これに参加させていただきました。


ストーブパーティーは参加料は自由。
受付の箱に任意の金額を入れると、パーティーで使用できるコップや皿などを受け取れます。

すでに数時間前から始まっていたこともあって食べ物などはもうかなり無くなってしまってはいたのですが、それでも私に参加しないという選択肢はありません。


   
   


このストーブパーティーには映画祭に参加している、監督スタッフの方や役者さんも多く参加しています。

私も過去に何度かこのパーティーに参加していますが、その度に多くのそんな方を観かけていますし、直接交流することも可能です。
そして今年も、会場内には多くのそんな方の姿がありました。

また、ここではこの映画祭に参加している一般の方や、運営スタッフとして動いている方とも交流をすることができます。

実際私自身も、夕張で新しい取り組みを始めようという方や、市役所職員の方など、色々な方と交流をさせていただきました。
こういうところでの出会い、そして御縁が次の何かへと繋がっていくこともあります。
そして今回もそんな出会いがあったと確信しています。

特にここで出会った (株)ビットラボの 北野 さん とは、ストーブパーティーが終わってからは場所を移して日付が変わるくらいまで色々と話が盛り上がりました。
きっといつか、ジャガイモンプロジェクトとして一緒に何かに取り組める機会もあるかと思います。


   
   


これで夕張出張1日目は終了。
少し離れた宿に車で移動しました。





夕張出張2日目。
朝9時過ぎにはすでに夕張へと再び戻り、この日は前日行かなかった本町の方から行動をスタートしました。

本町の方では昨年まではホテルシューパロにスクリーンが3つ用意され、大きな会場の1つとして使用されていましたが、今年はそれが全く無くなってしまいました。

そうなってしまうとやはり人の流れも変わってしまいます。
ホテルの正面に昨年までは映画祭の大きな看板が設置されていましたがこれも今年は無く、また近くの観光協会や商店もほとんど人の流れがありません。
昨年のストーブパーティーの会場だった場所はただの駐車場へと戻り、「 ゆうばりキネマ街道 」 という看板すらなんだかとても寂しく感じました。


   
   


昨年までは観光協会の前に網を出して帆立や肉などを焼き、中では軽食も食べられました。
私も何年も続けて、かあさんの味あったカフェ と名付けられたその場所に寄らせていただき、映画の上映の合間などにちょっと何かを食べたりコーヒーを飲んだりしていました。

建てられた看板を見ると、今年も朝10時から始まるとのことでしたが、映画祭の開始時間もまた朝10時。
会場がここから離れた 合宿の里ひまわり に集約されてしまった今年、この時間にこの場所に人がたくさんいるとはとても思えませんし、ほとんどの人はすぐ近くのホテルシューパロの前から出る巡回バスに乗って移動しまうことでしょう。

昨年寄らせていただいた時には地元のおじちゃんおばちゃんのたくさんの笑顔がありました。
聞くと、「 若い人が頑張っているんだから、俺達も何か協力したい 」 と、そんな素敵な答えが返ってきたのを今でもはっきりと覚えています。

今年はお会いすることが出来ませんでしたが、あのおじちゃんおばちゃん達はお元気だろうか。
そして今年、会場がこのようになってしまったことを地元の人ととしてどう思っているのだろうか。
これは是非とも来年、改めて伺ってきたいと思います。


   


そんな中で、まずはここ数年お世話になっている ユックさかい さん で朝食を。
夕張メロン果汁とメロンブランデーが隠し味で使われているジンギスカン丼。
ここに来てようやく地元ならではのものを食べることができました。


   


この後は前日同様にホテルマウントレースイ前から巡回バスで 合宿の里ひまわり へと移動。
前日に引き続いて屋台で軽食を楽しみました。
1日30個限定という 「 ゆうばりメロンパン 」 もゲットすることができました。


   
   
   


この日の朝一番は、ブログラムを眺めた結果、「 ゆうばりチョイス部門 」 短編作品を続けていくつか観ました。

ここでは韓国の作品をいくつか観ましたが、こちらもそれぞれの特徴があり、また様々な作り方があって観せ方があってと、どれも楽しめましたし、また舞台挨拶もとても面白かったです。

そしてここで思わぬ再会が。
韓国の作品が数本上映された後、舞台挨拶に出てきた人の中に知った顔がありました。
数年前のこの映画祭で初めてお会いし、そしてそれ以来フェイスブックなどを通じて色々と交流させていただいたりメッセージのやり取りをさせていただいている、韓国の俳優 ホン・ユングン さん がそこにいました。

実はこの短編作品を観るにあたり、最初に乗ろうとした巡回バスがなかなか来ずにしばらく待ったため、会場に到着した頃にはすでに2本の上映が終わってしまっていたのですが、ホン・ユングン さん はその1本目に主演し、2本目の監督を務めていたとか。
完全に事前の確認不足でした。
その2本、是非ともどこかの機会に観られるようにしたいものです。

それでも舞台挨拶の直後にはロビーで ホン・ユングン さん に声をかけさせていただき、以前に一緒に撮った写真を見せると、すぐに思い出してくださった様子。
今年もまた改めて一緒に写真を撮り、そして少し話もさせていただきました。

韓国語、勉強しておいてよかったです。
全てが分かるわけではないですが、韓国語、英語、日本語がお互いにごちゃ混ぜになりながらも、なんとか会話が成立しました。


   


この後は更に今度は日本の短編作品をいつくか鑑賞。
こちらの舞台挨拶も、女優さんが登壇したり、中学生の監督がいたり、とても愉快な俳優さんがいたりと、個性に溢れるとても楽しいものでした。
やはりただ映画を観るのも悪いものではないですが、私はこういう形の舞台挨拶があるのが好きだなと改めて感じました。


ここまでですでにこの日は短編ばかり7本鑑賞。
まだまだ先が長い1日に備え、ここでちょっと小休止です。


   


ここで1つ、今年の映画祭で私個人として非常に残念だったことを紹介したいと思います。

今年は昨年までとは明らかに違っていた点がありました。
それは、全ての会場の入口に、” 撮影禁止 ” の表示があったことです。

昨年までは一部の特例を除いてはほぼ全ての会場で舞台挨拶などの撮影が自由でした。
当然、本編の上映中に関しては撮影をすることはタブーですが、監督さんでも役者さんでも、思うように撮影をすることが可能であり、それがまたこの映画祭の魅力であったと感じていました。

ですが、今年は会場の入口に、” 撮影禁止 ” の表示。
ルールを周知するという観点では、全ての人が通過するはずの入口に書いておくというのは正しい処置の1つだと思います。
がやはり、昨年まで可能だったことが今年になって不可能に転じてしまうというのは寂しくも残念でもありました。

実際その会場内で写真を撮影出来るというのは、映画祭に参加した一般の人にとって間違いなく思い出にもなり得ることでしょうし、それ自体もまたイベントにとって大切な ” 非日常体験 ” なんだと思います。

また、私のようにレポートを書いたりする者にとっては写真1枚というのは言葉で長々と説明するよりも端的に伝えることのできる手段でもあり、必須とも言えるものでもありました。


タレントさんの場合は肖像権の問題などが自分自身で完結せずに事務所なども絡んでくる場合がほとんどですから、このように撮影禁止という処置がとられるのはある程度仕方のないことではあります。
また、これが様々な権利を守るものだというのは、私のこれまでの活動や経験の中からも十分に分かっているのだということも併せて記載しておきます。


逆に期間中、ごく一部の舞台挨拶では、「 我々は写真撮影自由です 」 と、壇上から自ら伝えてくださる方もいました。
そういう方にとっては、撮影してもらってSNS等で拡散してもらう方が自分達にとって利点があるという考え方と、単純に、「 自由にどうぞ 」 という考え方があると思います。

この写真撮影に関しては、年々対応が違うので少し戸惑ってしまう部分でもあるのですが、昨年あたりは撮影していい時はいいと言い、ダメな時はダメと、タレントさんが登場する前などに会場のスタッフの方がこちらに伝えてくださっていました。
目の前で言われたことに対してルールを破ろうとする人はごく稀でしょうし、これはかなりスマートな案内でもありました。

実際今年も、1日目の 『 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 』 の上映の際には、MCの方から事前にしっかりとそのような案内がなされたため、そういう意味での混乱も疑念も生じることなく、心に引っ掛かったことのないままに時間を過ごすことが出来ました。


一方で、会場入口の撮影禁止の表示に気が付く以前、私は会場のボランティアスタッフの方に数回、「 こちらの舞台挨拶は撮影禁止ですか? 」 という質問をしました。

ですが、どのスタッフの方からも明確な回答は返ってきませんでした。
最終的にはボランティアではない正規のスタッフの方に質問することで正答を得ることが出来たのですが、ボランティアスタッフの方にはそのあたりは周知徹底はされていなかったようです。



私はこの映画祭を例える時、そして誰かにそんな話をする時、その時に合わせていくつかのキーワードを挙げます。
そんな中の1つに、” 初心者に優しくない映画祭 ” という表現をすることがあります。

私はすでに今年で5年連続の参加になるため、何がどこにあるのかとか、チケットがどうだとか、色々なルールだとか、そういうものをある程度把握しているつもりです。
前年と比べて何かが変更になれば、それは事前に調べたり、実際に現地で誰かに聞いたりしないと分からない部分もあるでしょうが、5回も経験すればどんな場面でもそれほど困ることはありません。

ですが、やはり初めて参加する人にとってはなかなかスムーズにいかないのがこの映画祭だと思います。

今回初めて参加したという方に、「 レンタカーで道を入って行ったら途中で、「 ここは関係者しか入れない 」 と言われ、スタッフに駐車場のことを聞いたら 「 たぶんアッチ 」 と言われた 」 という話も聞きました。
良いも悪いも、場所を記すものも、この映画祭は何事に関しても表示や案内は非常に少ないです。
そして実際、映画祭の公式サイトに掲載された会場案内図は、開幕直前まで昨年のものが掲載されたままになっていました。


また、セブンイレブンなどで事前にパスポートの前売券を購入した場合、現地に来てから正規のパスポートと引き換えをしなければならないのですが、これは何年経ってもどこにも全く書かれていませんし、どこを見ても案内もありません。

今年も私の目の前で、「 引き換えなくてもそのままで大丈夫 」 と案内しているボランティアスタッフがおり、それを聞いて咄嗟に、「 いや、引き替えなきゃダメでしょ 」 とこちらから口を出してしまうというようなこともありました。

何も知らないままにもし事前に正規のパスポートに引き換えずに入場待ちの列に並び、実際に入場しようとしたところで、「 引き換えたものでないとダメです 」 と言われることを想像すると、それは誰も得をしませんし、それぞれの気持ちにわだかまりが残ることでしょう。
こういう部分は本当に徹底してほしいと思いますし、案内の表示等含めてしっかりと改善していただきたいと思います。


どのようなイベントも、参加回数が重なっていくにつれてその事情や状況も把握できるため、何事においてもスムーズになります。

ですがやはりどんなものでも場合でも主催者側は、「 分からない人がいるのではないか。きっといるだろう 」 という前提で案内をわかりやすくしたりする必要があると思いますし、それが望まれると思います。
また、質問を受ける可能性のあるスタッフは事前に様々な事情を把握しておく必要があると思いますし、ある程度のマニュアル化というのもあっていいのではないと感じます。

こういうものというのは、良かった場合やスムーズにいった場合にはそれが当たり前だとされて特に褒められるわけでもなく、一方でスムーズにいかなかった場合には嫌な顔をされたりクレームに発展していってしまったりするものです。

主催側からするとマイナスの可能性はあってもプラスの可能性は無いと取りかねないものではありますが、それでもスムーズに物事が運ぶというのは全体から見るとそれは間違いなく ” プラス ” なのだと思います。


   


これらに類して、ストーブパーティーの際に地元の方と交流させていただく中で出てきた意見を1つ紹介させていただきます。

この映画祭に様々な人が参加するにあたり、映画の監督やスタッフ、役者さんなどは首から、” GUEST ” というプレートを下げています。
また、上級スタッフの方はその役職名が書かれたプレートを下げています。

これは一般の方との区別という意味でも非常にわかりやすいです。
ですがこの表示をもっと進歩させる、良い形にする方法があるのではないかという話になりました。


これは私が実際に舞台挨拶の時に感じたことなのですが、短編作品を観る時には数本が一気に上映され、その後に舞台挨拶が立て続けにあります。
その際、司会の方からは少なくとも一度は作品タイトルと共にそれぞれのお名前の紹介もあるのですが、数本を一気に観た後ではその時に耳にする作品タイトルと直前に観たものとが結びつきづらい場合が多々あります。

周りを見回すと、頭の上に ” ? ” がついたかのように慌ててパンフレットなどと見比べている方もいましたが、そんなことをしているうちにも目の前での話はどんどん展開していきます。

そんな時に映画の裏話などが出てきても、内容によってはどの作品のことを言っているのか、こちら側が把握するまでに時間がかかってしまうことがよくあります。

壇上の人数が多ければ多いほど、誰がどの作品の方なのか、メインキャストの役者さんが立っているならすぐにわかるような事でも、失礼ながら監督さんなどの場合には迷ってしまいます。


更に、舞台挨拶が終わった後も含め、各会場のロビーやストーブパーティー、また屋台村などではそんな監督さんや役者さんと直性お会いし、そして交流できるタイミングが多数あります。
そんなみなさんのSNSなどを見ていると、一般の人と、「 交流したい 」 「 交流した 」 という話がたくさん出てきますし、舞台挨拶の際にもそのような話になることがよくあります。

ですが実際は、” GUEST ” と書かれていても、その方がどの作品に関わっている方なのか瞬時に判断できなかったことで、後になって惜しい思いをするということが少なくないのです。
中にはその作品のオリジナルグッズを身に着けるなどしている方もいらっしゃり、そういう方はとても分かりやすいですが、それはほんのごく一部。

そこで、ただ、” GUEST ” とだけ書くのではなく、作品名やお名前を、同じプレートに具体的に書いてもらえないものかと、主催者側に対して是非とも発案したいと思います。

それをしていただけるのであれば、我々のような立場からも最初の一言を発するきっかけにもなると思いますし、例えば話すことが無かったとしても、「 あなたの作品をさっき観たけれど面白かったよ 」 と伝えられるだけでも、お互いにとって嬉しくなる瞬間が生まれると思います。

この ” GUEST ” のプレートは、1つのチームに対してただ希望の人数分が主催者側から提供されるのではなく、受付時にしっかり個々人を確認した上で渡しているのを、私自身が数年前にスタッフとして参加した経験として知っています。
このシステムが確立されているのであれば、この案も発展型として可能なのではないかと思います。



残念な話をしたついでにもう1つ。
今年目撃したとても残念な出来事を紹介します。

某作品を観るために会場前に並んだ私。
前から3人目で会場入りして驚きました。

最前列の真ん中に5つ並べられたイスのうち、先頭グループの我々が入った時点でそのうち2つにはもうすでに誰かが座っていたのです。

私は前から3人目でしたから、私までは5つのうち残った3つの最前列に座ることが出来ましたが、これは4番目5番目に入った人はちょっと納得のいかない事態だと思います。


後になって、その2人は取材プレスの人だというのがわかりました。

確かに一般の我々とは別に、取材プレスの方は会場への出入りがある程度自由に出来ます。
我々と同じ列に並ぶことも当然可能でしょうが、並ばなくても中に入ることは可能です。

ですが、その権利を行使して先に中に入るまでは良いとしても、そのまま最前列の席をキープしてしまっているのはいかがなものかと思います。
いえ、ここは ” いかがなものか ” と言うよりも、はっきり言って ” 大きな疑問と不満や憤り ” を感じました。


取材プレスであっても上映中の作品を撮影することはできません。
彼らは上映後の舞台挨拶の時に写真を撮影するために、数時間並んで待っていた人達を押しのけて最前列を確保していたのです。

舞台挨拶中には取材プレスの方は通路に出てきて撮影することが可能です。
終了間際にはフォトセッションの時間も用意されていました。
その際には最前列の座席よりも更に前に出ていくことが可能ですし、それに関しては我々は何かを言う権利はありませんし、取材という名目の中では当然の権利だと思います。

であれば、わざわざ最前列をキープすることには何ら必要性も必然性もありません。


早いものではイベント終了直後に、舞台挨拶で話されたことなども含め、写真と文章で記事がアップされているものもありましたし、そういう報道は各作品にとって大切なものであるというのは十分に理解しています。
また、実際にその場にいた私達のような者にとっても、目の前で起こっていたことが直後に記事になって掲載されているというのはありがたく、そして嬉しいことです。
私などもそういうものは毎度しっかりと読ませていただいています。

ですが、写真は会場内で自由に動いて撮影できますし、記事はどこに座っていてもおそらく同じものを書けることでしょう。

その場で一般の方が誰も声に出して問題提起しなかったため、何ら問題には発展しませんでしたが、特に並んで早く会場に入った人は疑問を感じたのではないかと思います。


実は数年前の映画祭でもあるトークショーが開催されている時、ボランティアスタッフのジャンパーを着た人が前方の席を独占し、大いに疑問と違和感を持ったことがありました。

スタッフがそこに座っているということは、彼らがちょうど休憩時間だったのかもしれませんが、スタッフとして一般の方より優先して前方の列をキープしてしまったと取られてしまっても仕方ありません。
少なくともジャンパーを脱いで一般の方と同じような状態でいることが必要だったでしょうし、そうでないのならそういう場所は自分達で取るべきではありません。


今年の件もそしてこの数年前の件も、どちらの件でも一般の人とは違う権利を持った人が、自分のことだけを優先してしまったことが原因で発生した事案だと思います。

これ以上言うと、もっと強いことを言ってしまうそうですのでこの程度で止めておきますが、スタッフの方もプレスの方も当然その場を楽しんでいいと思いますし、そういう人も楽しめるイベントこそが本当に楽しいイベントなんだとも思います。
ですが、それより以前にその場所にはお金を払って参加している人がいるのだという大切なことを忘れてはならないと思います。

「 お金を払っている人が一番偉いんだ 」 「 お客様は神様だぞ 」 なんてことは言いません。
お金を払っているからといって一方的に威張っていいとも全く思いません。

ですがやはり、お金を払って参加している ” 客 ” と、対してスタッフやプレスの人は、同じ ” 客 ” としての権利を有していると考えるのは間違いだと思います。

最前列やそれらを見やすいような席が、一般の人の譲り合いや遠慮などで最後まで空いていたのなら、そこに後でスタッフやプレスの方が座るのは全く問題ないと思いますが、やはり最初からそういう場所を独占してしまうというのは権利の拡大解釈であり、逸脱だとも感じます。
本当に残念なことでした。



残念な話ばかりしても仕方ありませんので、逆に良い話も。

この映画祭、会場のロビーなどにはたくさんのパンフレット、チラシなどが置かれています。

その日に上映されるものや、作品を出品した監督の次回作など、映画に直接関係したもの。
映画祭の中で行なわれるパーティーなどの案内や、毎年恒例の学生ボランティアが発行しているフリーペーパー 「 ファンタプレス 」 。
他にも今年は夕張高校と東京の荒川商業高校の生徒の作った 「 anone通信 」 という通信紙。

また、他の季節や時期に開催される夕張でのイベントや、ふるさと納税の案内なども。
さながらここは夕張の情報発信基地にもなっています。

この映画祭には短期間で様々な地域からたくさんの人がやってきます。
私もそんな1人です。
そんな人達に対して情報を伝える術というのは色々とあるとは思いますが、このようにアナログな形でのアプローチというのは、映画の待ち時間や休憩している時などに、それぞれのタイミングで見ることが出来るという意味でもとても良いと思います。

また当然たくさん置いてあるものは持ち帰りも可能であり、私はそういうたくさんの情報を持って帰ってくるため、そしてカバンの中でグチャグチャにならないようにするため、専用の入れ物を毎年持って行っています。
こういうものって初めて行くイベントなどではなかなか気が付きにくいことかもしれませんが、何度も参加するうちに、「 アレが必要、コレが欲しい 」 と、私のカバンの中は毎年少しずつ何かが増えていっています。

このレポートを読んでくださっている方で、もし今後この映画祭に行ってみたいと思われている方は、是非ともロビーに置かれた様々なものにも目を配っていただければと思います。


   
   
   
   


この映画祭期間中、私はずっとジャガイモン缶バッジをよく見える場所に付けていました。

ジャガイモンプロジェクトのロゴマークの缶バッジは普段の様々な活動の中でもカバンなど必ずどこかに付けていますが、今回はもう1つ、” 士幌から来ました ” というバッジも付けていました。
するとこれを見つけた方から何度か声をかけられました。

一度は会場への入場待ちで並んでいる時、そして一度は休憩所で休んでいる時。

いずれも、「 そんなバッジあるんだね 」 「 それいいね 」 というような話でしたが、このようにたとえ小さな出会いであっても初めてお会いした方と交流が出来たというのは素敵なことだと感じます。
そして、話しかけてくださった方にとって、こういうバッジを付けているからこそ話しかけやすかった、きっかけになったと思っていただけるのであれば、バッジを付けていたことも成功と言えるでしょうし、今回に限らずこういう事は続けるべきだと判断もできます。

ジャガイモンプロジェクトのような活動をしている以上、自分の方から色々な方に話しかけることはよくありますが、そんな中で誰かに話しかけていただけるというのもとてもありがたいこと。
今回の出来事は、そんな小さなバッジから大きなきっかけと手応えを掴んだと感じられるものでもありました。


   


話を時系列に戻しましょう。

短編作品を立て続けに鑑賞した後、ちょっと用事を足すために一旦 合宿の里ひまわり を離れ、ホテルマウントレースイ前の駐車場へと戻りました。

本来であれば巡回バスを利用すれば難なく戻れるのですが、そんなパスは大体20分に1本の割合での運行。
しかも正確な時刻表が決まっているわけではなく、待っていてもいつ来るかははっきりしません。

そんな状況でバスの到着をしばらく待っていたのですが運悪くなかなかバスは来ません。
このままでは往復に予定外に時間がかかってしまいそうだったため、仕方なく歩いて移動することとしました。

合宿の里ひまわり からホテルマウントレースイまでは距離にして約800メートルくらいでしょうか。
最初は下り坂を降り、そこからは平たんな場所を歩くだけですが、車道と歩道の間には 浅川 さん も言っていた通り、まだ大人の背丈よりも高い雪山が残っていたり、歩道が雪で埋まっていたりする場所もあって最短距離では進めません。

そんな道のりを少し早足で進み、約10分ほどで到着。


帰り道は今度こそバスに乗ろうと思い、ホテルの前でバスを待っていましたが、またしてもなかなか来ません。

しばらくしてからようやく1台、巡回バスがやってたのですが、これが停まることなく目の前を通過していってしまいました。
どうやら満席だった様子です。

慌てて近くにいたスタッフの方に聞くと、次は20〜40分後とのことで、更に同じく満席であれば乗れないとの回答だったため、結局は帰り道も歩く羽目に。

同じ道のりを帰るだけではありますが、今度は上り坂。
足がパンパンになるのを感じながら、時間が無かったために来た時よりも若干小走り気味で坂を登り、再び 合宿の里ひまわり へと戻りました。


   
   


この巡回バス、台数が多い時には大型のバスに加えて、バンが何台か走っているのですが、このバンは関係者が移動する時にはそちらに優先して使用される為、結果的に少ない時に巡回しているバスは大型の1台だけになってしまいます。

映画祭に自ら参加し、そして無料で乗せていただいている立場からすれば、このバスが走ってくれているというだけでもとてもありがたいことです。
ですので特に何も言えませんし、欲を出せばキリも無くなってしまいますが、ですがやはり歩いて往復したこのタイミングでは少し不便さを感じました。


   


この後 15:30 からは 合宿の里ひまわり 1階の 体育館 にて、この映画祭の授賞式と閉会式です。

この式、以前にも参加したことがありますが、これを経験すると、「 映画祭に参加した! 」 という気持ちがとても大きくなるのを感じます。
そんなこともあり、今年も迷わず参加です。

この 体育館 は今回の映画祭では一番大きな会場、大きなスクリーンを有する場所ですが、全座席の前方2/3くらいは関係者席。
後方の残りの席が一般開放席でしたが、少し早目に行ったこともあり、まずは余裕で自分の場所をキープできました。


授賞式・閉会式では各賞の発表や表彰。
審査員の方の総評や受賞者のコメントなどを聞くこともできます。

また、プレゼンターとして映画祭名誉顧問の 高橋はるみ・北海道知事 もいらしており、同じく名誉大会長 鈴木直道・夕張市長 の恒例の挨拶もありました。
最後は 深津修一・映画祭プロデューサー の閉会宣言で全てが終了。
この後も一部の作品の上映が残ってはいますが、ひとまず今年の映画祭も無事の閉会が宣言されました。


こちらも写真の撮影が出来ればもっとしっかりとここでそんな様子をお伝えすることも出来たのですが・・・ 。
そんなあたり、私自身の次回以降の課題としたいと思います。



閉会式後もまだまだ映画祭は続きます。
続いては隣の 武道場 にて、『 おとな鉄ドン シャバダバ無法地帯 』 の観劇です。

この鉄ドン、私が初めてこの映画祭に参加したのと同じ4年前から毎年様々なオムニバス作品を上映しています。
私自身、いつか観てみたいと思ってはいたのですが、毎年タイミングが合わずにこれまで一度も観ることのできないままに今年を迎えていました。


鉄ドンを語るにあたってはまずこの方の話から始めなければなりません。

それは、ライターの グルーチョ・中井 さん についてです。
” ゆうばりファンタで一番有名な客 ” として韓国の映画雑誌で紹介されたりする方なのですが、実は以前よりツイッターを通じて色々とやり取りをさせていただいており、そんなことから 「 会場で今年こそお会いしましょう 」 と毎年のように言いつつも、なかなか実現できずに数年が経過してしまっていました。


私自身、出発前から、「 今年こそは会いたい 」 「 是非とも探し出そう 」 と思っていたのですが、それは突然にやってきました。

レポート前半の、『 トウキョウ・リビング・デッド・アイドル 』 を観終えた後、” 私を呼び止める方達が ” と書きましたが、それがここへと繋がります。

私が席を立とうとした時、目の前にこれまでにツイッターなどでチェックして覚えていた顔が。
グルーチョ・中井 さん でした。

私が背中に大きく、” ジャガイモンプロジェクト ” と書かれたTシャツを着ていたため、それを後ろから見つけていただけたようです。
他にも、グルーチョ さん のお姉様、鉄ドンの代表の 星野零式 さん 、俳優兼監督の 水野祐樹 さん 、同じく監督の 田中健詞 さん も私のところまでわざわざ来てくださってご挨拶をいただきました。

「 何年も探してました 」 「 お会いしたかった 」 「 どんな方かずっと気になっていた 」 と色々とお言葉をいただき、本当にありがたくも嬉しくもあり、会場を退出しなければならない時間ではあったのですが、一緒に写真を撮っていただいたりなど、会場の方にもお世話になりながら、待望の瞬間を味わわせていただきました。

この映画祭に参加するようになって5年。
これまで本当に様々な出会いや御縁に恵まれてきましたが、また新しく、そして有難い御縁をいただきました。


   


そんなみなさんが参加する鉄ドン。
今年は グルーチョ中井 さん もプロデューサーとして参加されているそうです。

そしてこの作品は他の多くのどの作品とも違う点が多数。
色々なものが記憶に残る、というよりも張り付いて離れないという表現の方が近いでしょうか。
とにかく会場に入った瞬間からそれは始まりました。


他の作品はどれも会場に入っても整然としており、上映が始まるまでは特に何もないのが普通です。
ですが、鉄ドンは会場に入った途端に、「 鉄鉄ドンドン 鉄ドンドン♪ 鉄ド〜ン〜ド〜ン♪ 」 と、関係者の方が歌っています。
これ、後で聞いたところによると、「 鉄ドン音頭 」 という曲だそうですが、一度聞いただけでとても頭に残るもので、何日経っても私の頭からも離れません。


定刻になると 星野零式 さん の前説が始まりましたがこれがとにかく面白い。
会場の全員で、「 鉄ちゃんの! 」 の掛け声の後に、「 ドンとやってみよう! 」 と声を出す練習をしてみたり、拍手や、「 しょーもなっ! 」 「 金返せ! 」 という掛け声の練習もしました。
これはオムニバスの1本1本が終わるたびに、どれかをお好きにどうぞといった具合です。

大きな会場で大勢でこんなことをやるというのは、それはもう本当に楽しいものです。
上映が始まる前からそんな楽しい前説があり、会場全体は完全に温まった状態でした。


作品自体は短編オムニバスの、いわゆる ” バカ映画 ” が何本も続きます。
そんな1本が終わるたび、練習通りのヤジやブーイングが起こり、そして終始笑いが絶えないとても楽しめるものでした。

中には前日にもお会いした 水野祐樹 さん 、田中健詞 さん の監督作品もあり、また水野 さん は俳優としても出演をされていました。
前日にごくごく普通にご挨拶させていただき、そして会話を楽しんだ方が目の前のスクリーンの中で ” バカ ” をしているというのは余計に一層楽しいものでした。


この映画祭ではこれまでも様々な角度から色々な楽しみ方をしてきたつもりでしたが、こんな楽しみ方は初体験でした。
鉄ドン、本当に最高です。

上映後の舞台挨拶には凄い人数が登壇し、ここも大盛り上がり。
最後には鉄ドン銀行の100万円札が大量にバラ巻かれ、金返せコールにも応えていただきました。
私も数枚持って帰ってきましたが、あとで数えたところ 1100万円 ありました。
もう大金持ちです。


いわゆる普通の映画を観るのは、これはある意味では ” 文化 ” だと思います。
ですが鉄ドンに関しては、これはもう ”スポーツ ” の域だと感じました。

ただ映画を観ていただけのはずでしたが、終わった頃にはすっかり汗をかき、なんだかとてもスッキリとした爽快感と何とも言えない不思議な気持ちに包まれました。

鉄ドンチームのみなさんは、作品を作っている過程でも、そしてこのような場でも、どうやったらたくさんの人を楽しくさせられるのかということを常に考えているチームなんだと思います。
自分達自身も思い切り楽しんでやっているからこそ、そこには楽しい人がどんどん集まり、そして才能が集まってくるのだとも思います。

代表の星野 さん は前説で、「 アンケートに最低点を付けて、鉄ドンを夕張映画祭から追放しましょう! 」 と言っていました。
そんなこと言う人、少なくともこの映画祭では他にいないと思います。

安心してください。
ちゃんと言われたとおりに ” 最低点 ” 付けてきました。


   


そして、鉄ドンチームは舞台挨拶は写真撮影自由。
曖昧にするのではなくそうはっきりと明示してくれるのはありがたいことでした。


   
   


この後は同じ会場で、「 特集 川上奈々美 」 として企画されたものの中で、『 女優 川上奈々美 』 『 監禁惑星 アメーバ 』 の2本を観劇。
更にはこれに付随して、映画祭プログラミングディレクターの 塩田時敏 さん の司会の元、川上奈々美 さん 、共演の初咲里奈 さん と、マメゾウピクチャーズの 久保直樹 代表 とのトークショーが1時間以上にわたって行われました。

これだけの長いトークショーはなかなか無いと思います。
私自身は 川上 さん も 初咲 さん も今回初めて知る女優さんでしたが、それでもとても楽しい時間を過ごすことができましたし、遠くからわざわざ駆けつけたファンの方にとってもとても満足のいくものだったのではないかと思います。

誰かが止めなければ本当にいつまでも終わらなそうな、進行する側も、話をする側も、聞く側も、本当に会場の全ての人が楽しんでいるのが伝わってくるトークショーでした。
やはり夕張の映画祭はこうでなくっちゃならないと、私は思います。

こちらのトークショーも、最終盤になって、「 写真撮影、ご自由にどうぞ 」 とのことでした。
トークショーが終わってからはお2人にサインを貰っている方もたくさんいらっしゃったようで、そんなみなさんにとっても良い思い出になったのだろうと想像が出来ます。


   
   


この後は更にマメゾウピクチャーズ・久保 さん の紹介で、現在ミャンマー在住のジャーナリスト・北角裕樹 さん が登壇。
その 北角 さん の初監督作品となる 『 一杯のモヒンガー 』 を観劇しました。

日本人の方が作られたものとはいえミャンマーの作品。
私自身初体験のミャンマー映画はこれはこれでまたなかなか面白いものでした。



ここまでですでに時間は 23時を過ぎていました。
他の会場でのプログラムも全て終了しており、我々がその最後だったようです。

この後はほとんどのみなさんが巡回バスに順次乗り込み、ホテルへ入る人や屋台村に向う人など、各々が各々の時間を過ごすために移動します。


   


私自身も車へと戻り、そのまま今年もたくさんの思い出を刻んだ夕張の地を出発して帰宅の途につきました。
車窓に流れる、すっかり暗くなった夕張の街並みを横目に、気が付くと自然と、「 夕張、ありがとう 」 の一言が出てきました。



夕張では毎年、本当に素敵な出会いや御縁に恵まれるのと同時に、色々と勉強のできることもあれば、様々な刺激も受けています。

来年は来れるかな、どんなことが体験できるのかな、どんな人や作品と出会えるのかなと想像を膨らませると、早くも1年後に向けて心が躍ります。


   


緑枠 の写真は昨年以前に撮影したものです )


2018年3月26日 掲載

ジャガイモンプロジェクト代表 ・ 川崎康


 
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