ジャガイモンプロジェクト川崎代表のご紹介により、人生で初めて「夕張国際映画祭」に参加させて頂きました。
結論からいいますと参加して本当に、本当にココロオドル場面が沢山あり、そしてまた来年も参加したいと痛感しました。
また、この映画祭を開催するに至って財政難の中で打ち合わせ等による精神的苦労や開催設営による肉体的苦労がある中、開催させることを可能とした運営委員会の皆様にご感謝申し上げます。
以下に参加して何が良く感じたか、何が悪く感じたか記述させて頂きます。(これからはくだけた個人のブログ調で書かせて頂きますm(__)m)
< 良かった点 >
(1) | 会場に到着する時間が想定より早かったので夕張の町を探索したところ、あちらこちらに「黄色いハンカチ」が下げられていた。
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→ | 町が一体となって映画祭をサポートしており、盛り上げようとする姿が確認された。 市民が夕張の現状や今後の危機感を感じていなければこのような行動はしないと思う。 |
(2) | 到着した3分後に川崎代表が岐阜美人に声を掛けられる
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→ | 初めて参加した者にとっていきなりだったので、映画祭は開放的でみんなが一体となり話しかけやすい雰囲気が完成されていると感じた。(代表が運営側の人と勘違いされていたのですが〜) |
(3) | 忘れられないあの朝カレー
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→ | 初めに食べ始めたのが原尾部長。次に代表でした。地元の食堂らしく普通に美味しかったかな。西君のビール&カレー、 |
(4) | 映画をみた後、出演者や監督が登壇
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→ | 学生ボランティアが司会者となりインタビュー形式で話しを進めていた。 普段全く映画を鑑賞しない自分にとっては、出演者や監督から映画の内容や苦労した点をナマで聞く事により、鑑賞だけでは得られない情報を得ることができた。 |
(5) | 運営スタッフが学生さんばかり
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→ | 夕張市役所の職員が業務の一環として運営していると思っていたが、何故か若い職員が多い。代表に聞いてみたらなんと映画好きの学生ボランティアグループとのこと。 目がキラキラしていてやらされている感がなく、参加している者にとっても気持ちが良かった。 また、北海学園大学の映画サークルが毎日フリーペーパーを作成していた。 監督や俳優が主役はもちろんであるが、この学生ボランティアグループも主役の一人だったのだ。 |
(6) | 番外編
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→ | 川崎代表の積極的な行動には驚いた。俳優や女優さんへの声のかけ方がとても自然で、前から知り合いなのかなと勘違いする位でした。 また、ショートムービーが放映されていた場所では一言だけで笑いも取りました。勉強になりました! |
< 悪かった点 >
(1) | 案内板みたいのが見当たらない
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→ | 今回は一度参加したことがある代表に随行してもらったので、当日のチケット購入場所や会場の移動等ストレスがなくスムーズに映画を鑑賞することができたが、仮に初めて映画祭に参加したとするとどこに何があるのか等「案内板」がなかったので、不親切に感じた。 |
(2) | 露天販売
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→ | 地元の有志の方たちだと思っていたが、札幌をメインに業として露店販売を行っている人達だった。失礼な言い方かもしれないが、イキイキした学生ボランティアグループとは全く雰囲気が違い過ぎたのでとても残念でした。 「映画祭どうですか?楽しいよね」という雑談でもして気分を高揚させて欲しいくらいなのに、「何か買って下さい」の一点張りでは雰囲気ぶち壊しでした。 また、メイン会場入り口の隣にテントが設営されており、景観を損ねていたので次年度以降は設営する場所を変更して欲しいと強く思いました。 代表のレポートにも記載されていましたが、私も今回の研修で一番残念だと感じました。 |
(3) | 次の映画までの待機時間
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→ | 会場の老朽化で建物が狭いことは全く気にならなかったが、次の待機時間を潰せるアトラクション的なイベント等がなかったので時間を持て余した。休める場所を確保する必要があると感じた。 それが出来ない事情があるならば、喫茶店などが掲載されている夕張のガイドブックを作成し来場した人にチケット販売と同時に配布したらいいと思いました。 |
(4) | ストーブパーティー
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→ | 焼肉やお酒を飲みながら来場者が集うパーティーなのだが、無料なのか有料なのか運営側の説明が皆無だったのでなんとなく馴染むことができなかった。 雪が降ってなく気にしないで食べる事ができたが、もし途中で降る可能性があるのでテントの下でパーティーをしても悪くないと感じた。 |
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以上ですが、良かった点と悪かった点を書かせてもらいました。 |
< 今回の経験と今後の士幌町 >
冒頭にも書きましたが初めて夕張映画祭に参加して本当に楽しく、学ぶべき点が数々ありました。
今回の研修は私を含めて4名の参加でした。
映画祭以外の話ですが1日目は新千歳空港のスーパー銭湯に泊まり、お風呂に入った後食堂で軽く飲んだのですが、士幌町を「元気にしたい・盛り上げたい」という話題が出ていました。
また、帰りの車の中でも同様の話しをしました。話しの途中白熱し過ぎたこともありましたね(笑)
白熱するということは本当に今後の士幌町を考えているから。
以前、町から出された行政改革第6案(素案)の中で、25年後の2040年士幌町の人口が試算で4,500人になりその内60歳以上の人口比率は約43%、生産人口の比率が約9%弱になると記載されていました。
少子高齢化にどっぷり浸かってしまう現状が既に想定されています。これは避けて通れないことは確実です。
人口減少を食い止める処方箋は企業誘致などによる雇用者の増加が考えられますがそれはあくまでも限定的なものにすぎません。根本的なことは他の地域からみて、魅力のある町になることが必要ではないかと考えます。
そのひとつのツールとして例えば映画祭を開催して他地域から人を呼び寄せて士幌を知ってもらう、地域資源を活用した商品を開発し他地域に発信するなど地道にかつ継続的な活動を実施することで知名度が高くなり人が移住してくるかもしれません。
今回の研修で初めて夕張を訪問しました。失礼かもしれませんが人は少なく街にはたくさんの廃屋があり商店も一握りしかありません。
しかし、夕張市民は映画祭というツールを使い町一体となって黄色いハンカチを下げ、一生懸命盛り上げようとする姿をみることができました。
この映画祭を開催したことによって夕張に何かもたらしたとかはないかもしれませんが、メディアが取り上げ全国放送され、新聞に掲載されたことは事実です。
私もうっすらですが幼少の頃からテレビでみていて、いつかは夕張映画祭に参加してみたいと思っていました。
今回の研修で得たことを士幌町にフィードバックしていきたいと思いました。
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